この冬は、寒さも厳しかったけれど、乾燥もすごかったですね。肌がカサカサ粉をふいている姪(まだ20代なのに!)を見て、乾燥度合のひどさを実感しました。
特にかかとのがさがさ具合には驚きです。若いのに角質が白くなっている姪に、思わず叔母として口出しせずにはいられませんでしたよ。
そこで数年前にもテレビでも紹介したかかとのお手入れ方法を説明します。ものすごく効き目があるので、ぜひみなさんやってみてください。この方法で、うちの近所のオジサン、オバサン、高校生……老若男女みんな、かかとがスベッスベになったんですよ!
やり方は簡単。まず、お風呂に入ってかかとをきれいに洗います。お湯にゆっくり入ってかかとを柔らかくしておきましょう。
湯上りで多少なりとも柔らかくなったかかとへ、ハチミツをつけます。「ええっ、ハチミツを?」と驚かないでください。ハチミツの保湿成分が肌をしっとり柔らかくしてくれるのですから。量は小さじ1杯くらいでしょうか。たくさんつけすぎるとベタつきますから。
そのあと、今度は手のひらにオリーブオイルを取り、かかとに塗ります。「えええ~~~っ! ハチミツのあとにオリーブオイルを!?」と、驚くことでしょう。「ベタベタしないの!?」という疑問もわくことでしょう。でも、大丈夫なんです!
私が初めてこの方法をやってみたとき、自分でも驚きました。ハチミツを塗ったときはちょっとベタつきました。しかし、オリーブオイルを塗ると、なぜかサラサラになったんです!
とはいえ、そのまま布団に入るとシーツや毛布にオイルが付きそうですから、私はいつもすぐ靴下をはきます。一晩はいて寝ると、翌朝はツヤツヤしっとりです。
★「男のかかと」も一晩で…
なぜハチミツやオリーブオイルをかかとにつけようと思ったのか。美容知識の豊富な友達に美肌を保つコツを聞くと、たいてい「化粧水などで潤いを与え、そのあとクリームやオイルなどの油分で潤いが乾かないようにカバーする」という方法を教えてくれます。私もそれを応用して、乾いたかかとをハチミツ保湿をし、それが乾かないようオイルをつけたわけです。
この「保湿+オイルカバー」の方法で、私のかかとは50代とは思えないくらいツヤツヤしっとりです。近所の60代のご夫婦に教えてあげたら、二人ともやってみて、特にご主人のガサガサ&カッチカチだったかかとが一晩でスベスベになったと驚いていました。男性はかかとが固くなるのは仕方がないこと、と諦めていたようですが、「やればオレのも柔らかくなるんだなあ」とシミジミ言っていました。
オイルは他のものでも大丈夫。手近にあるものでOKです。ハチミツも安いものでOK。糖分は保湿性がありますから、他のシロップでも似たような効果がありますが、値段的には「安いハチミツ」が一番いいかと思います。ただし、1歳未満の赤ちゃんはボツリヌス菌の耐性がないので、乳児には使わないでくださいね。
ハチミツとオイルで、ぜひスベスベかかとになってください! 高いフットケア商品を使わなくても大丈夫です!
2011年02月24日
特にかかとのがさがさ具合には驚きです。若いのに角質が白くなっている姪に、思わず叔母として口出しせずにはいられませんでしたよ。
そこで数年前にもテレビでも紹介したかかとのお手入れ方法を説明します。ものすごく効き目があるので、ぜひみなさんやってみてください。この方法で、うちの近所のオジサン、オバサン、高校生……老若男女みんな、かかとがスベッスベになったんですよ!
やり方は簡単。まず、お風呂に入ってかかとをきれいに洗います。お湯にゆっくり入ってかかとを柔らかくしておきましょう。
湯上りで多少なりとも柔らかくなったかかとへ、ハチミツをつけます。「ええっ、ハチミツを?」と驚かないでください。ハチミツの保湿成分が肌をしっとり柔らかくしてくれるのですから。量は小さじ1杯くらいでしょうか。たくさんつけすぎるとベタつきますから。
そのあと、今度は手のひらにオリーブオイルを取り、かかとに塗ります。「えええ~~~っ! ハチミツのあとにオリーブオイルを!?」と、驚くことでしょう。「ベタベタしないの!?」という疑問もわくことでしょう。でも、大丈夫なんです!
私が初めてこの方法をやってみたとき、自分でも驚きました。ハチミツを塗ったときはちょっとベタつきました。しかし、オリーブオイルを塗ると、なぜかサラサラになったんです!
とはいえ、そのまま布団に入るとシーツや毛布にオイルが付きそうですから、私はいつもすぐ靴下をはきます。一晩はいて寝ると、翌朝はツヤツヤしっとりです。
★「男のかかと」も一晩で…
なぜハチミツやオリーブオイルをかかとにつけようと思ったのか。美容知識の豊富な友達に美肌を保つコツを聞くと、たいてい「化粧水などで潤いを与え、そのあとクリームやオイルなどの油分で潤いが乾かないようにカバーする」という方法を教えてくれます。私もそれを応用して、乾いたかかとをハチミツ保湿をし、それが乾かないようオイルをつけたわけです。
この「保湿+オイルカバー」の方法で、私のかかとは50代とは思えないくらいツヤツヤしっとりです。近所の60代のご夫婦に教えてあげたら、二人ともやってみて、特にご主人のガサガサ&カッチカチだったかかとが一晩でスベスベになったと驚いていました。男性はかかとが固くなるのは仕方がないこと、と諦めていたようですが、「やればオレのも柔らかくなるんだなあ」とシミジミ言っていました。
オイルは他のものでも大丈夫。手近にあるものでOKです。ハチミツも安いものでOK。糖分は保湿性がありますから、他のシロップでも似たような効果がありますが、値段的には「安いハチミツ」が一番いいかと思います。ただし、1歳未満の赤ちゃんはボツリヌス菌の耐性がないので、乳児には使わないでくださいね。
ハチミツとオイルで、ぜひスベスベかかとになってください! 高いフットケア商品を使わなくても大丈夫です!
2011年02月24日
#
by akaboshi-ryuu-ego
| 2014-07-19 18:21
| 石けん・その他
うちには漆塗りのテーブルがあります。あるとき、このテーブルに傷をつけられたことがありました。コーヒーの受け皿を引きずったあとがくっきりついたのです。
このテーブル、もともとは白木の座卓でした。これを知り合いの漆器専門店の方の紹介で、美大の工芸科の先生に漆を塗ってもらったのです。漆は何度も塗り重ねるので、戻ってくるまで半年以上かかりました。そういう手間のかかったテーブルに、戻ってきて数日で傷がついたのです。ものすごくがっかりして、漆器専門店の方に相談すると、すごい修復方法を教えてくれました。
「漆は柔らかいので、毎日手でなでていると傷が埋まって目立たなくなりますよ」といわれたのです!! ええっ、そんな簡単な方法でこの傷がなくなる!? びっくりして、半信半疑でしたが、とにかく毎日手でやさしくなでてみました。初日は何も変らなかったのですが、日が経つうちに明らかに傷が薄くなってきました。
実は、傷をつけた人があわててお詫びに来たのですが、二週間くらい経っていたので、傷がほとんど目立たなくなっていたのです。「すごい傷がついたと聞いたのに、こんな薄い傷で大騒ぎしたのか?」と思われたかもしれません。でも、本当に、最初はくっきりついていたんですよ。それが「なでる」という方法で薄くなるなんて、漆は素晴らしいコーティング材です!
★丁寧に扱う「クセ」を育てる
漆のお椀も、しまいこむより、毎日使って洗ったあとに柔らかい布でやさしくふくことで、しっとりしたツヤが出ます。これもお店で伝授されたことです。私は幸いなことに、こういうことを教えてくれる漆器専門店と知り合うことができました。ここで買ったものは、欠けたり傷ついたときには塗り直しをしてくれます。他のお店でも必ず修理をしてくれるはずです。漆器とはそもそもそういうものなのですから、漆器を買ったら必ず電話番号など控えておいてください。製造元に問い合わせてもいいですね。
プラスチックのお椀や道具はなかなか壊れませんが、いったん傷つくと修理がききません。ガムテープで補修したプラスチックのお盆を一時使っていたこともありますが、あまりにも情けない見た目に、さすがに数か月使って捨てました。でも漆器なら修理がきくんですよ!
漆器は確かに高価です。修理にもお金がかかります。でも、だからこそ大事に扱うようになります。いや、安いものも丁寧に扱うべきなんですが、根がガサツで貧乏性の私は、高いものだと丁寧さに気合が入ります。それで慣れた丁寧さが、安物を使うときにも影響を与えています。漆のテーブルの傷を見てからは食器を引きずらなくなりましたから!
漆器の需要が伸びることは、日本の伝統工芸の職人さんを支えることになります。さらに、漆を採取するために山に入る人が増えれば、山の保全にもつながります。漆器は修理がきくだけでなく、いろんな面でエコなんだなあと思います。
2011年02月17日
このテーブル、もともとは白木の座卓でした。これを知り合いの漆器専門店の方の紹介で、美大の工芸科の先生に漆を塗ってもらったのです。漆は何度も塗り重ねるので、戻ってくるまで半年以上かかりました。そういう手間のかかったテーブルに、戻ってきて数日で傷がついたのです。ものすごくがっかりして、漆器専門店の方に相談すると、すごい修復方法を教えてくれました。
「漆は柔らかいので、毎日手でなでていると傷が埋まって目立たなくなりますよ」といわれたのです!! ええっ、そんな簡単な方法でこの傷がなくなる!? びっくりして、半信半疑でしたが、とにかく毎日手でやさしくなでてみました。初日は何も変らなかったのですが、日が経つうちに明らかに傷が薄くなってきました。
実は、傷をつけた人があわててお詫びに来たのですが、二週間くらい経っていたので、傷がほとんど目立たなくなっていたのです。「すごい傷がついたと聞いたのに、こんな薄い傷で大騒ぎしたのか?」と思われたかもしれません。でも、本当に、最初はくっきりついていたんですよ。それが「なでる」という方法で薄くなるなんて、漆は素晴らしいコーティング材です!
★丁寧に扱う「クセ」を育てる
漆のお椀も、しまいこむより、毎日使って洗ったあとに柔らかい布でやさしくふくことで、しっとりしたツヤが出ます。これもお店で伝授されたことです。私は幸いなことに、こういうことを教えてくれる漆器専門店と知り合うことができました。ここで買ったものは、欠けたり傷ついたときには塗り直しをしてくれます。他のお店でも必ず修理をしてくれるはずです。漆器とはそもそもそういうものなのですから、漆器を買ったら必ず電話番号など控えておいてください。製造元に問い合わせてもいいですね。
プラスチックのお椀や道具はなかなか壊れませんが、いったん傷つくと修理がききません。ガムテープで補修したプラスチックのお盆を一時使っていたこともありますが、あまりにも情けない見た目に、さすがに数か月使って捨てました。でも漆器なら修理がきくんですよ!
漆器は確かに高価です。修理にもお金がかかります。でも、だからこそ大事に扱うようになります。いや、安いものも丁寧に扱うべきなんですが、根がガサツで貧乏性の私は、高いものだと丁寧さに気合が入ります。それで慣れた丁寧さが、安物を使うときにも影響を与えています。漆のテーブルの傷を見てからは食器を引きずらなくなりましたから!
漆器の需要が伸びることは、日本の伝統工芸の職人さんを支えることになります。さらに、漆を採取するために山に入る人が増えれば、山の保全にもつながります。漆器は修理がきくだけでなく、いろんな面でエコなんだなあと思います。
2011年02月17日
#
by akaboshi-ryuu-ego
| 2014-07-18 00:00
| もったいない・昔の知恵
10年ほど大切に使っている漆器が、どうもくもってきました。それも内側はピカピカなのに、外側だけくもっているんです。なんだか薄皮一枚はりついたようなくもりです。
原因を考えて、ふと思い当たったのは、石けんの濃度です。
うちは台所で合成洗剤ではなく、石けんを使っています。石けんは、ちゃんと泡立つ濃度で使えば素晴らしい洗浄力を発揮してくれます。それさえ守れば、食器はすべてピッカピカになるはずです。ところが漆器がくもった、ということは、漆器と石けんの相性が悪いのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。お椀の内側はピカピカなんですから。
洗い方を思い出すと、内側はスポンジにたっぷり石けんがついた状態でクルクルこすって洗います。外側はそのあとに、内側を洗ったままのスポンジで洗っていたのです。ちょっと石けんを足してあげればよかったのですが、汚れは内側だけで外側はきれいなんだから石けんを足すほどのことはないな、と思ったのでした。つまり、内側は十分な濃度の石けんで洗い、外側はやや薄めの濃度で洗っていた、ということです。
石けんはたっぷりの泡で洗うと100点満点の洗い上がりになります。が、ちょっと濃度が下がって泡が90%くらいなったとします。洗いあがりが90点になるかというと、これが大違い。濃度がある一定基準をちょっとでも下がると、洗浄力は一気に20点、10点くらいにまで落ち込むのです。つまり、軽い汚れでもたっぷりの泡が必要、ということです。
さて、原因がわかったので、それ以来、漆のお椀を洗うときは外側もたっぷりの泡で洗うようにしました。だからと言って石けんの消費量が格段に増えるわけではないですが、ほんのちょっと増やしただけで泡がモコモコです。たっぷりの泡で洗うと、くすみも薄くなってきましたよ! 漆器の取扱説明書には「石けんは使わないでください。中性洗剤をお使いください」というものが多くあります。石けんで洗うと漆器がくもってきた、という人は、多分私と同じく、ちょっと少な目の石けんで洗っていたのではないかと思います。石けんは「ちょっと多め」を心がけるのがコツですからね。
★漆器も人も、「ひと手間」で美しく
それから、洗ったあとに「びわこふきん」で磨いてみました。これは和紡布(わぼうふ)とも呼ばれるデコボコした繊維の布巾です。繊維のデコボコが汚れをかきとってくれるのです。これで毎日磨いているのですが、くすみが取れてツヤが出てきましたよ! この、「洗ったらすぐ拭く」というのも大事です。食べ終わった漆器を水につけておいても大丈夫ですが(本体に傷がないかぎり)、せっかく洗ったらすぐ拭くこと。水滴が乾くとき、白い水アカが残ることがありますから。
漆器はちょっとした気づかいで、何十年も持ちます。洗ったらすぐに柔らかい布で拭くこと、衝撃に弱いのでぶつけたりしないこと、テーブルの上で引きずらないこと、表面が柔らかいので研磨剤は使わないこと、などです。これを「面倒くさい」と思わないでください。手塩にかけた漆器は、買ったときよりもしっとりした光沢を放ちます。そして、何よりいいのは、ぶつけない、引きずらないということを心がけると、それが美しい所作になるんです。お椀を箸で引っ張るとか、ドスンとテーブルに置くとか、そんなことをしたらせっかくの漆器が傷つきます。もったいないですよね。
2011年02月10日
原因を考えて、ふと思い当たったのは、石けんの濃度です。
うちは台所で合成洗剤ではなく、石けんを使っています。石けんは、ちゃんと泡立つ濃度で使えば素晴らしい洗浄力を発揮してくれます。それさえ守れば、食器はすべてピッカピカになるはずです。ところが漆器がくもった、ということは、漆器と石けんの相性が悪いのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。お椀の内側はピカピカなんですから。
洗い方を思い出すと、内側はスポンジにたっぷり石けんがついた状態でクルクルこすって洗います。外側はそのあとに、内側を洗ったままのスポンジで洗っていたのです。ちょっと石けんを足してあげればよかったのですが、汚れは内側だけで外側はきれいなんだから石けんを足すほどのことはないな、と思ったのでした。つまり、内側は十分な濃度の石けんで洗い、外側はやや薄めの濃度で洗っていた、ということです。
石けんはたっぷりの泡で洗うと100点満点の洗い上がりになります。が、ちょっと濃度が下がって泡が90%くらいなったとします。洗いあがりが90点になるかというと、これが大違い。濃度がある一定基準をちょっとでも下がると、洗浄力は一気に20点、10点くらいにまで落ち込むのです。つまり、軽い汚れでもたっぷりの泡が必要、ということです。
さて、原因がわかったので、それ以来、漆のお椀を洗うときは外側もたっぷりの泡で洗うようにしました。だからと言って石けんの消費量が格段に増えるわけではないですが、ほんのちょっと増やしただけで泡がモコモコです。たっぷりの泡で洗うと、くすみも薄くなってきましたよ! 漆器の取扱説明書には「石けんは使わないでください。中性洗剤をお使いください」というものが多くあります。石けんで洗うと漆器がくもってきた、という人は、多分私と同じく、ちょっと少な目の石けんで洗っていたのではないかと思います。石けんは「ちょっと多め」を心がけるのがコツですからね。
★漆器も人も、「ひと手間」で美しく
それから、洗ったあとに「びわこふきん」で磨いてみました。これは和紡布(わぼうふ)とも呼ばれるデコボコした繊維の布巾です。繊維のデコボコが汚れをかきとってくれるのです。これで毎日磨いているのですが、くすみが取れてツヤが出てきましたよ! この、「洗ったらすぐ拭く」というのも大事です。食べ終わった漆器を水につけておいても大丈夫ですが(本体に傷がないかぎり)、せっかく洗ったらすぐ拭くこと。水滴が乾くとき、白い水アカが残ることがありますから。
漆器はちょっとした気づかいで、何十年も持ちます。洗ったらすぐに柔らかい布で拭くこと、衝撃に弱いのでぶつけたりしないこと、テーブルの上で引きずらないこと、表面が柔らかいので研磨剤は使わないこと、などです。これを「面倒くさい」と思わないでください。手塩にかけた漆器は、買ったときよりもしっとりした光沢を放ちます。そして、何よりいいのは、ぶつけない、引きずらないということを心がけると、それが美しい所作になるんです。お椀を箸で引っ張るとか、ドスンとテーブルに置くとか、そんなことをしたらせっかくの漆器が傷つきます。もったいないですよね。
2011年02月10日
#
by akaboshi-ryuu-ego
| 2014-07-17 00:00
| もったいない・昔の知恵
前回からご紹介している酸素系漂白剤を使った浴槽での洗濯、友達が読んでやってみたそうです。なかなか便利だと好評でしたよ!
そして、今回は風呂釜掃除も同時にやっちゃおう! というご提案です。
風呂釜掃除用の洗剤はいろいろなメーカーから出ていますが、主成分に酸素系漂白剤を使っているところが多いのです。
風呂釜は一つ穴方式と二つ穴方式がありますが、どちらも酸素系漂白剤を使います。
一つ穴方式は、お湯がパイプの中を通るスピードが速く、水圧もかかるのであまり湯垢がたまらない、と言われています。が、それでも何か月かに1回はやってみるとスッキリすると思います。うちでは夏場はシャワーが多く掃除は年に1回程度なので、あまり汚れが出てこなくてちょっと拍子抜けですが。
★いすもついでにつけ置き
さて、やり方は簡単です。まず一つ穴方式から。
お湯を穴のちょっと上くらいまでためてください。残り湯で十分です。そこに酸素系漂白剤を200~300グラムほど入れてよくかき混ぜます。追い炊きをしてお湯を40~45度くらいまで沸かし、あとは一晩放置するだけ。翌日、お湯を抜いてから、穴に水道水を勢いよくかけて洗い流してください。これで終了です。
この場合、酸素系漂白剤の濃度がかなり高いので、私はついでに夫のTシャツ(脇の下が黄ばんだもの)をつけ込んでいます。長時間浸け置くと生地が傷む可能性もある濃度なので、高いTシャツなら1~2時間程度にしておいた方がいいかもしれません。
夫のTシャツはかなり着古しているので惜しげなく一晩つけていますが、脇の下の黄ばみが薄くなりましたよ! 本気で真っ白にするには煮洗いが一番ですが、この方式だと大量にできるし、手間がかからないので、風呂釜掃除のときはいつもつけ置きしています。
お風呂のいすや洗面器などを浸け置く人もいます。これもスッキリして気持ちがいいですよ。
二つ穴方式の場合は、下の穴をタオルや雑巾などでふさぎ、上の穴に酸素系漂白剤を50~100グラムほど入れます。給湯器の温度設定が50度以上になるなら、50~60度くらいにして穴に注ぎ込みます。
ヤカンのお湯でもOK。あふれるともったいないので、なるべくあふれさせないでください。
1~2時間放置したら下の穴のタオルを取り、水道水を勢いよくかけて洗い流してください。上からも下からもやるといいでしょう。
これで風呂がま掃除ができました! 簡単でしょう?
一つ穴方式だと、ついでにいろいろつけ置きできて便利です。でも、金属性のもの(ファスナーやボタン)は避けてください。それから、浴槽が木製や大理石のものはアルカリに弱いのでこの方式はできません。でも、普通の浴槽なら酸素系漂白剤で掃除できますから、ぜひお試しください。
(2011年02月03日
#
by akaboshi-ryuu-ego
| 2014-07-16 00:00
| アルカリ剤・セスキなど
前回、「酸素系漂白剤を残り湯に入れるといい」という話を書きました。残り湯を洗濯に使うのは「雑菌があるから心配」と、なんとなくためらいを感じている方、これで大丈夫ですからね! 酸素系漂白剤の除菌効果で、翌日までお湯がにおわず、しかもpH値が上がるため洗浄力もアップするといううれしい技です。
このやり方をちょっとグレードアップしたのが、酸素系漂白剤を使った浴槽洗濯。文字通り浴槽で洗濯することですが、同時に浴槽もきれいになるので一石二鳥なんです。ちょっと試してみませんか?
やり方は簡単。お風呂の残り湯に酸素系漂白剤を大さじ5~6杯ほど入れます。そこへバスタオルやシーツなど、あまりひどい汚れではない、軽い汚れ物を入れて翌朝まで浸け置きします。翌朝、洗濯物を洗濯機に移したら、脱水→すすぎ1回→脱水でOK。
この場合、残り湯は大体浴槽の半分程度(100リットルくらい)を想定しています。そこへ酸素系漂白剤を80~100グラム程度入れます。
浴槽から洗濯機まで、ぬれた布類を運ぶのは重くてとても大変ですが、これにはちょっとしたコツがあります。運び出す前に浴槽の栓を抜いて、先に排水してしまいます。その際、排水口にタオルなどが吸い込まれないよう、網の排水口キャップを置くと、排水もスムーズです。ホームセンターなどで売っていますが、見つからない場合は小さなザルをさかさまに伏せて置いても大丈夫。たっぷりの水の中からシーツを引き出すより、ほとんど排水されてから引っ張り上げるほうが断然ラクですからね!
★軽い汚れに最適
さて、酸素系漂白剤は濃度や温度によってpH値が変わりますが、大体pH10.5~11.5前後のアルカリ性です。アルカリ性の液体は、汗や皮脂汚れなど酸性の汚れを中和して落としてくれます。
うちの夫が一日着たTシャツなどは汗と皮脂の量がすごくて、石鹸を使わないとなかなかきれいになりません。でも、たとえば、お客さんが泊まったときに使ったシーツやタオルなどを洗うときは、この酸素系漂白剤でのつけ置きが便利なんです。
友達が4~5人泊まったとき、以前は5枚のシーツを洗うのがとても大変でした。一日使っただけのシーツ、それほど汚れてもいない、だけどそのまま押し入れにしまうわけにもいかない。そんなとき、シーツ5枚とバスタオル5枚を全部浴槽に入れて、酸素系漂白剤でつけ置き洗いしたのです。このときは枚数が多かったので、残り湯も浴槽の3分の2程度にして、酸素系漂白剤も150グラムほど入れました。
こういうタオルやシーツなどは泥汚れなんかついてないため、もみ洗いもなし。ただつけ置いて、翌日洗濯機で1回すすぐだけです。スッキリきれいになりましたよ!
先に夫のTシャツはダメだと書きましたが、洗濯してあるTシャツ(脇がなんとなく黄ばんでいるもの)をつけ置きしたら、少し薄くなりました! 濃度と温度が高いとさらにきれいになるのですが、そのやり方はまた次回。お楽しみに!
2011年01月27日
このやり方をちょっとグレードアップしたのが、酸素系漂白剤を使った浴槽洗濯。文字通り浴槽で洗濯することですが、同時に浴槽もきれいになるので一石二鳥なんです。ちょっと試してみませんか?
やり方は簡単。お風呂の残り湯に酸素系漂白剤を大さじ5~6杯ほど入れます。そこへバスタオルやシーツなど、あまりひどい汚れではない、軽い汚れ物を入れて翌朝まで浸け置きします。翌朝、洗濯物を洗濯機に移したら、脱水→すすぎ1回→脱水でOK。
この場合、残り湯は大体浴槽の半分程度(100リットルくらい)を想定しています。そこへ酸素系漂白剤を80~100グラム程度入れます。
浴槽から洗濯機まで、ぬれた布類を運ぶのは重くてとても大変ですが、これにはちょっとしたコツがあります。運び出す前に浴槽の栓を抜いて、先に排水してしまいます。その際、排水口にタオルなどが吸い込まれないよう、網の排水口キャップを置くと、排水もスムーズです。ホームセンターなどで売っていますが、見つからない場合は小さなザルをさかさまに伏せて置いても大丈夫。たっぷりの水の中からシーツを引き出すより、ほとんど排水されてから引っ張り上げるほうが断然ラクですからね!
★軽い汚れに最適
さて、酸素系漂白剤は濃度や温度によってpH値が変わりますが、大体pH10.5~11.5前後のアルカリ性です。アルカリ性の液体は、汗や皮脂汚れなど酸性の汚れを中和して落としてくれます。
うちの夫が一日着たTシャツなどは汗と皮脂の量がすごくて、石鹸を使わないとなかなかきれいになりません。でも、たとえば、お客さんが泊まったときに使ったシーツやタオルなどを洗うときは、この酸素系漂白剤でのつけ置きが便利なんです。
友達が4~5人泊まったとき、以前は5枚のシーツを洗うのがとても大変でした。一日使っただけのシーツ、それほど汚れてもいない、だけどそのまま押し入れにしまうわけにもいかない。そんなとき、シーツ5枚とバスタオル5枚を全部浴槽に入れて、酸素系漂白剤でつけ置き洗いしたのです。このときは枚数が多かったので、残り湯も浴槽の3分の2程度にして、酸素系漂白剤も150グラムほど入れました。
こういうタオルやシーツなどは泥汚れなんかついてないため、もみ洗いもなし。ただつけ置いて、翌日洗濯機で1回すすぐだけです。スッキリきれいになりましたよ!
先に夫のTシャツはダメだと書きましたが、洗濯してあるTシャツ(脇がなんとなく黄ばんでいるもの)をつけ置きしたら、少し薄くなりました! 濃度と温度が高いとさらにきれいになるのですが、そのやり方はまた次回。お楽しみに!
2011年01月27日
#
by akaboshi-ryuu-ego
| 2014-07-15 00:00
| 洗濯・石けん
漫画家・エコロジストの赤星たみこが贈るラクチンエコ
by akaboshi-ryuu-ego
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