人気ブログランキング | 話題のタグを見る

シャワー節水のコツ

シャワー節水のコツ_f0322969_22280208.jpg 今年の夏はシャワーだけですませていたという人、例年より増えたのではないでしょうか。私も去年までは夏でも湯船に浸かっていたのに、今年はあまりに暑すぎて、そんな気持ちになれなかったのです。
 うちの場合、家族が2人だけなので、シャワーで簡単にすませたほうが1か月の水道使用量は少なくてすむようです。浴槽にお湯を溜(た)めるとだいたい200リットルですが、シャワーだとそこまでは使いません。カラの浴槽に栓をして、その中でシャワーを使ってみてどれくらい溜まるかを調べてみたのです。

 私が1人でシャワーを使う場合、浴槽に溜まったお湯は3分の1くらいでした。夫にも実験してもらったのですが、スキンヘッドのせいか頭を洗うのも簡単で、なんと10センチくらいしかたまらなかったそうです。2人で使う量は100リットルいくかいかないかくらいでしょうか。

 家族が少なければ、浴槽にお湯をためるよりシャワーのほうが節水になると、よく言われています。実際にやってみて、本当だなあと実感しました。

 しかし、浴槽に溜めたお湯は、翌日洗濯に使えます。シャワーだとそうはいきません。洗濯で二次使用することを考えると、浴槽に溜めるのも節約につながります。それに、やっぱり冷房で冷えた体を温めたり、お湯の中でリラックスすることなど、いろんな効果もあります。シャワーと浴槽入浴、どちらがお得か、それはケースバイケースだと言えるでしょう。

★最初の冷たい水を溜めてカビ予防

 ところで、シャワーを使うとき、最初に出てくる冷たい水をみなさんどうしてますか? 冷たい水がお湯に変わるまで流しっぱなしにして、捨てている人がいたら、ぜひその水をバケツやタライに溜めてみてください。温かいお湯になったら普通に体や髪を洗います。そして、お風呂から出るときに、最初にためた水を浴室の壁や床にかけるのです。

 お風呂場のカビを防止する1つの方法が、「温度を下げること」です。40度前後の温かいお湯を使った浴室は、カビの発生にもっとも適した温度。お風呂上がりに冷たい水をサッとかけるだけで温度が下がり、カビの発生を抑制できるのです。

 最初に出てくる冷たい水をそのまま流して捨てるのでは、その水、何の役にも立たないまま流れていってしまいます。でも、ちょっと溜めておいて最後に流せば、「カビ防止」の役目を果たしてくれます。どんな水も、ただ流すだけではもったいないですよね。本来捨てていたはずの水が、役に立ちながら流れてくれている……。そう思うと、なんとなく嬉しくなりませんか?

 あっ、その前に、若い人の独り暮らしではバケツやタライが無い家も多いと聞きます。バケツで雑巾を洗って掃除するのは、若い人には流行らないやり方らしいのです。ホコリを取るシートのついたモップしか使わない家でも、バケツやタライは、とても便利ですよ。

2010年09月16日

by akaboshi-ryuu-ego | 2014-06-26 00:26 | お風呂関連


漫画家・エコロジストの赤星たみこが贈るラクチンエコ


by akaboshi-ryuu-ego

検索

画像一覧