無農薬果実で手作りマーマレード
普通ならすぐ食べて皮は捨てるのですが、今回はせっかくの無農薬の皮ですから、マーマレード作りに挑戦してみました。
最初に作ったのは伊予柑のマーマレード。作り方はきちんとやると大変なのですが、私なりに(ズボラなので…)簡略化したものをご紹介します。砂糖は伊予柑の皮の重さと同量使うので、(2)の段階で重さを量ってください。
★ズボラもOKの大人味レシピ
1)きれいに洗った伊予柑を半分に切り、果汁をしぼります。このとき、グレープフルーツしぼり器があると便利。手でグッと押して回すだけで果汁が簡単にしぼれます。無ければ手で握り締めてしぼるのでもOK。握力が強い人に手伝ってもらいましょう。種はペクチン液を作るのに使うので、捨てずに取っておきます。
2)果汁をしぼったあとの皮には、袋が破れた状態でくっついています。袋は皮からはずして小鍋に入れ、種も入れ、ひたひたの水で10~15分ほど煮ます。ザルで漉した液がペクチン液になります。
3)白い綿がついたままの皮を細く切ります。たっぷりの沸騰したお湯で皮をサッとゆでてザルにあけ、水洗いします。
4)鍋に皮と1の果汁を入れ一晩置いて、皮に香りをつけます。翌日、2のペクチン液を加えて強火にかけます。皮が軟らかくなってきたところに砂糖を入れるのですが、一度に入れず、3~4回に分けて入れます。
5)とろみが出てきたら出来上がりです。味を見て、甘さが足りないようなら砂糖を足してもいいでしょう。色が黒くなりますが、黒砂糖を入れると風味が増します。
このやり方で日向夏も同じように作りました。日向夏は白い綿の部分も甘くて美味しいので、綿付きで本当に美味しく出来ました。
さて八朔ですが、実は同じように作ったら、八朔の白い綿はとても苦いので、苦味の強いマーマレードが出来てしまいました。あとでネットで調べたら、八朔の場合は白い綿は取って作るのが普通だそうです。でもまあ、大人の味ということで、家族にも友人にも意外に好評でした。八朔をくれた友人も、「自宅の庭に自生したものなので甘味が少なく酸味も強かったのに、これなら食べられる!」と喜んでくれました。
保存方法は、熱湯で消毒したガラス瓶に入れるのが普通ですが、今回はジッパー付きのポリ袋に小分けして冷凍しました。砂糖が多いものはカチンカチンに凍らないので、大き目の袋に入れて冷凍しても、スプーンですくって出せます。
せっかく手間をかけて作ったマーマレード、カビさせないよう大事に長く食べたいと思います。ズボラな私でも出来たことですから、ぜひやってみてくださいね!
2010年03月18日
by akaboshi-ryuu-ego
| 2014-06-01 00:36
| エコクッキング
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