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無農薬果実で手作りマーマレード

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 先月はなぜか、かんきつ類をたくさんいただきました。友人から伊予柑をもらったら、翌週には田舎の友人から日向夏が送られてきて、また次の週には別の友人から八朔をもらいました。どれも自宅の庭に自生しているものや、手をかけずに作ったものだそうです。

 普通ならすぐ食べて皮は捨てるのですが、今回はせっかくの無農薬の皮ですから、マーマレード作りに挑戦してみました。

 最初に作ったのは伊予柑のマーマレード。作り方はきちんとやると大変なのですが、私なりに(ズボラなので…)簡略化したものをご紹介します。砂糖は伊予柑の皮の重さと同量使うので、(2)の段階で重さを量ってください。
 
★ズボラもOKの大人味レシピ

 1)きれいに洗った伊予柑を半分に切り、果汁をしぼります。このとき、グレープフルーツしぼり器があると便利。手でグッと押して回すだけで果汁が簡単にしぼれます。無ければ手で握り締めてしぼるのでもOK。握力が強い人に手伝ってもらいましょう。種はペクチン液を作るのに使うので、捨てずに取っておきます。

 2)果汁をしぼったあとの皮には、袋が破れた状態でくっついています。袋は皮からはずして小鍋に入れ、種も入れ、ひたひたの水で10~15分ほど煮ます。ザルで漉した液がペクチン液になります。

 3)白い綿がついたままの皮を細く切ります。たっぷりの沸騰したお湯で皮をサッとゆでてザルにあけ、水洗いします。

 4)鍋に皮と1の果汁を入れ一晩置いて、皮に香りをつけます。翌日、2のペクチン液を加えて強火にかけます。皮が軟らかくなってきたところに砂糖を入れるのですが、一度に入れず、3~4回に分けて入れます。

 5)とろみが出てきたら出来上がりです。味を見て、甘さが足りないようなら砂糖を足してもいいでしょう。色が黒くなりますが、黒砂糖を入れると風味が増します。

 このやり方で日向夏も同じように作りました。日向夏は白い綿の部分も甘くて美味しいので、綿付きで本当に美味しく出来ました。

 さて八朔ですが、実は同じように作ったら、八朔の白い綿はとても苦いので、苦味の強いマーマレードが出来てしまいました。あとでネットで調べたら、八朔の場合は白い綿は取って作るのが普通だそうです。でもまあ、大人の味ということで、家族にも友人にも意外に好評でした。八朔をくれた友人も、「自宅の庭に自生したものなので甘味が少なく酸味も強かったのに、これなら食べられる!」と喜んでくれました。

 保存方法は、熱湯で消毒したガラス瓶に入れるのが普通ですが、今回はジッパー付きのポリ袋に小分けして冷凍しました。砂糖が多いものはカチンカチンに凍らないので、大き目の袋に入れて冷凍しても、スプーンですくって出せます。

 せっかく手間をかけて作ったマーマレード、カビさせないよう大事に長く食べたいと思います。ズボラな私でも出来たことですから、ぜひやってみてくださいね!

2010年03月18日

by akaboshi-ryuu-ego | 2014-06-01 00:36 | エコクッキング


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