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石けん洗いで虫食い知らず

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 純毛の靴下をもらってから、ウールの保存の仕方をちょっと考えてみました。

 靴下を編んでくれた友人は、「ウールは本当に虫に食われやすいから気をつけて。夏の間は、洗った靴下をジッパーつきのポリ袋に入れるとかして、密閉するほうがいいよ」とアドバイス。でも、今まで私は純毛のセーターや靴下を虫に食われたことはあんまりないんです。違いは洗濯の方法にあるのかも、と思いました。セーターに限らず、ウールやシルクのスカーフなども石けんで洗っていますが、やり方を紹介しましょう。

 気をつけることは水の温度と、洗濯にかかる時間です。温度は30~40度くらいのぬるま湯。たんぱく質系の繊維はあまり温度が高すぎても繊維が固くなりますから、お風呂のお湯か、それよりやや低めで洗います。すすぎも同じ温度で。

 まず、たらいや洗面台にお湯をため、石けんをよく溶かします。洗濯用石けんで炭酸塩が配合されているものは使わず、「純石けん」とか「無添加石けん」を使ってください。pHが高いと動物性繊維は固くなってしまいます。液体石けんは炭酸塩が配合されていないものがほとんどですから、これもいいですね。

 洗濯石けんが手元にない場合は固形の「洗顔石けん」を溶かして使ってみてください。ぬるま湯の中でよく溶かして泡立てて使えばいいのです。または、「石けんシャンプー」。洗顔石けんも石けんシャンプーも顔や髪といった、たんぱく質を洗うものですからpHも落としてあって、中性に近くなっています。中性洗剤を使えばいいのでは?と思うかもしれませんが、中性洗剤は繊維に残留しやすいのですすぎに時間がかかります。石けんのほうがサッと泡がきれ、すすぎが手早く出来るのです。

★しっかりキレイに汚れを落とす

 泡立てた石けん液に衣類を入れて優しく押し洗い。汚れを石けん液に染み出させます。

 汚れた液を捨てて、衣類を1分ほど脱水します。これがすすぎをうんと楽にして、手早くすすぐコツです。モヘアなどの毛足の長いものは脱水するときにバスタオルで包みましょう。全自動洗濯機やドラム式の脱水は、槽も大きいので衣類が動いて擦れやすいので必ずバスタオルで包むといいでしょう。

 たらいにきれいなお湯をためて、また優しく押し洗いし、お湯を1~2度取り替えてすすげばOK。最後の脱水は2~3分程度。うちの洗濯機は二槽式で脱水槽が小さく、中で衣類が動きにくく、バスタオルで包むことはあまりないのですが、やはりモヘアのものは包みます。

 少し調べてみると、ウールや絹などの動物性の繊維だけが虫食いに遭うのではなく、汗や食べこぼしで汚れていると、ポリエステルでもナイロンでも食べられてしまうことがあるのだそうです。うう、これはやはりまず「洗う」ことが大事ですね。そういえば、セーターやスカーフなど、自分で洗えるものは虫食い被害はないのですが、ウールの着物はなかなか洗わないせいか、虫食い被害があるようです。1~2回着て、次に着るのは来年という場合でも着物は洗わないし…。ベンジンで拭いたり、固く絞ったタオルで汚れを落とし、乾燥させてから仕舞うということをすれば被害は最小限になると思います。

 大切な衣類ですから虫食いに遭わないよう、しっかりキレイにしてあげましょう。

 保存するときの防虫剤に関しては次回詳しくお伝えします。お楽しみに!

2010年02月25日

by akaboshi-ryuu-ego | 2014-05-29 00:29


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