冷房なしで涼しく過ごす工夫

f0322969_1021412.jpg東日本大震災以後、私の家では節電意識が高まりました。「電気は本当は足りている」「いや足りないから節電しなければならない」などなど、いろんな意見がネット上に渦巻いていますが、節電して悪いことは一つもありません。死ぬほどつらい思いをしてまで節電することはありませんが、ちょっとした我慢ならした方がいいと私は思っています。余っていようがいまいが、節電したらその分、家計が助かるわけだし、浮いたお金で東北地方の物産を買うのもいいですよね!

 さて、今後の課題は冷房です。今まで、暖房と照明に関してはかなり節電ができていると思いますが、私の家で一番節電できていないのが冷房なのです。なぜなら、うちには北海道出身で暑さと湿度に極端に弱い夫がいるからです。夫は、気温が22~23度でも湿度が60%を超えるともう汗びっしょりになり、Tシャツがびしょぬれになるのです。下手をすると5月の後半から冷房をつけるという反エコ体質でした。

 しかし、今年はさすがの夫も反省したらしく、いつもなら絶対に冷房をつけたであろう、湿度90%の日でも我慢をしています。どうやって我慢しているかというと、まずは扇風機の多用です。

 一つは仕事机の横において風を直接自分に当てています。もう一つは仕事部屋の天井につけた扇風機で、これは窓からの風を室内に呼び込むためのものです。仕事部屋はパソコンが3台フル稼働すると熱を持って暑くなるので、もちろん窓とドアを開け放して熱気を排出しています。

★首に巻くひんやりグッズ

 また、首に巻いて使うひんやりグッズもいくつか買いました。気化熱を利用したひんやりグッズが今年は充実していて、去年買った「ぬらすだけで冷たくなるタオル」とあわせて使っています。

 今年買ったのは特殊高分子ポリマーが入った細いベルト状のもので、ぬらすとポリマーが水をたっぷり含んでふくらみます。水分がゆっくり蒸発し、そのときに周りの熱を奪うので、ひんやりする時間が長く続くというわけです。実際に使ってみると、優に7~8時間はひんやりしています。扇風機の風が当るとさらに冷たくなるし、しかもカラカラに乾くまではひんやり感が持続するのですから、これは本当に冷房要らずになりそうです!

 また、保冷剤を冷凍して首に巻くグッズも買いましたが、つけた直後はすごく冷たいのに3~4時間も経つとほんのり暖かくなってくるのがちょっと気になりました。

 今年、東京では6月半ばで夏日(最高気温25度以上)が18日ありました。5月22日は29.6度、真夏日寸前でした。こういう日は普段なら絶対に冷房をつけている夫ですが、今年は頑張っています。この調子で7~8月も扇風機やひんやりグッズを活用して、できるだけ冷房を使わずに過ごすつもりです。あっ、でも、お年寄りの方などは無理なさらずに、熱中症の方が怖いですから、適度に冷房を使ってくださいね。うちはとにかく今まで使いすぎだったので、せめて人並みにしたいのです。

 うちが「人並み」になれる工夫を、人並みのご家庭が実践したらさらに冷房を減らせると思います。どんな工夫ができるか、これからがんばってみますので、ご期待ください!

(2011年06月16日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-08-03 00:00 | 省エネ

秋田市で生ゴミが減ったきっかけ

f0322969_9584062.jpg先日、秋田市の方から面白い話を聞きました。

 秋田市では、3月11日の大震災後ガソリンの供給が足りなくなり、ゴミ収集車の出動回数を減らした時期がありました。その時期、いつもは週二回の収集を週一回に減らしたそうです。ゴミの量はどう変わったでしょうか。

 単純に考えると、収集回数が半分に減る→今まで二度に分けて出していたものを一度に出すだけ→一回の量が倍になる→トータルの量は変らない。こういう図式が成り立ちます。または、収集回数が減ったときだけは出す量を減らしても、回数が元に戻れば出す量も元に戻る、というのが普通の考えです。

 しかし、現実は、ゴミの総量が減り、しかも回数が元に戻ってもゴミの量は少し減ったままだそうですよ! 素晴らしいですね!

 収集回数を減らすと、家の中にため込む期間が長くなります。その期間をできるだけ快適に過ごすために、各家庭で減らす工夫をしたのでしょう。また今回は未曽有の大震災の後ですから、ゴミ処理場の負荷を軽減させたい、自治体のゴミ処理費用を少しでも浮かせたいという、公徳心というか、優しい気持ちも働いたのではないかと思います。そのおかげで、収集回数が増えた今も、皆さんゴミ減量の工夫を続けていらっしゃるのだと思います。

 とは言っても、ゴミ減量の工夫が、ものすごく大変でものすごくつらいものだったら、やはり長続きはしません。秋田の皆さんがつづけていらっしゃるのは、各家庭で行った工夫が、やってみて意外に楽だったからではないでしょうか。

 どんな工夫をなさったか、秋田市にお住まいの方に聞いてみました。

★コツは「節約と乾燥」

 まず生ゴミを減らすためにやったことは、むいた野菜の皮などはカラカラに乾燥させてからゴミ袋に入れる、芽や根のギリギリまで食べる、たくさん作り過ぎない、作ったものは必ず食べきる、などだそうです。これって、ゴミ減量にも役立ちますが、節約にもつながるいい方法ですよね。

 生ゴミの一番の問題は水分が多いということです。水分が多いと焼却場でなかなか燃えないし、運搬するときも重いし、時間が経つと臭くなります。ゴミ袋に入れる前にちょっと絞るだけで、臭いも重さも減るし、燃やすときも効率が上がり、結果的にゴミ処理費用が少し浮くんですね。生ゴミを「ちょっと絞る」だけでこんなにいいことがあるんですよ!

 もちろん、コンポストを使って生ゴミを収集に出さないというやり方もあります。庭のあるお宅ではぜひコンポストを使ってみてはいかがでしょうか。やり方はこちら「コンポストは快適 簡単 かっこいい」に書きましたから、ぜひ参考になさってくださいね。

 ゴミはすべて税金で処理されていますから、ゴミを減らして税金を浮かせることはこれからますます重要なことになります。これからもずっとゴミを減らすため、いろんな工夫をしていきましょう!

2011年06月09日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-08-02 00:00 | ゴミ減量

アロハでスーパークールビズ

f0322969_9551162.jpg6月1日からスーパークールビズが始まりました。今までのクールビズと違うのは、アロハシャツやポロシャツがOKになったことです。これは朗報! アロハシャツを着てもいいとなると、夏の仕事場はもっと快適になって仕事の能率も絶対上がります!

 と、私が自信満々に断定しているのは、実例があるからです。

 実は、このアロハでクールビズ、私の故郷宮崎県では日南市役所がすでに1996年から実施していて、職員の方たちが「半袖は身軽になり、仕事の能率が上がります」とおっしゃっていました。

 もともとは、日南市商工観光課が観光PRのために導入したそうですが、仕事の能率も上がるとなって、2004年には市役所の全職員が採り入れたのです。アロハ着用は5月1日から9月末までの期間ですが、暑ければ開始日時にはこだわらず、4月中から開始することもあるそうです。そういう臨機応変さがまたいいですね。省エネ、仕事の効率アップが目的ですから、日付にこだわらず、暑ければ始めるのがクールビズのクールなところです。

★ハワイでは正装

 「アロハシャツはリゾートウエアだから、くだけ過ぎているのではないか」、と思う方もいらっしゃるようですが、いえいえ、そんなことはないんですよ。アロハシャツ発祥の地ハワイでは、地味な色合いのものやコットンのしっかりした生地のものもあります。式典や冠婚葬祭にも着る、「ハワイにおける男性の正装」です。

 アロハシャツの起源については諸説があり、日本からの移民が作ったという説が有力です。19世紀末から始まったハワイへの移民。故郷を離れるときに、華麗な振袖や小紋の着物も持っていったのでしょうか。美しい模様のついた着物を着る機会もなく、それをほどいてシャツを縫ったのかもしれません。現地の人たちが日本の美しい反物に憧れて、それをシャツにしてくれと頼んだことが起源、という説もあります。

 そういう、日本にゆかりあるアロハシャツを官公庁が率先して夏のビジネスウエアに採り入れるのは、歴史的にも意義深いことでは……なんて、ちょっと大げさでしょうか?

 今までのクールビズは、ネクタイをはずして襟元を開け、スーツの上着は着用していました。これだと、襟元から多少の熱は排出されますが、ジャケットを着ているので背中の熱が逃げません。しかも、これは私の個人的な感想ではありますが、ノーネクタイでワイシャツの襟を開けているスーツ姿は、かえって「きちんと感」が下がるような気がするのです。それより、最初から開襟シャツとして作られているアロハシャツの方がよほどきちんとして見えるのです。ハワイでは「正装」なんですから、失礼にあたるなどと思わなくてもいいのではないでしょうか。

 とにかく、アロハシャツやかりゆしなどの開襟シャツは、高温多湿な日本の夏には最適な衣装だと思います。日本の夏は今や「熱帯」と言ってもいいくらいの気温です。熱帯の気温を乗り切るために、スーパークールビズ、私は応援しています!

2011年06月02日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-08-01 09:51 | 省エネ

野菜の搾りカスが餃子に変身!

f0322969_9503164.jpg前回、野菜ジュースの効能について書きました。夏が旬の生野菜や果物には、体にこもった余分な熱を取る効果があるので、夏の冷房を少しでも減らすには野菜ジュースを飲むのも一つの方策、というお話です。

 野菜ジュースは市販のものでもいいし、ジューサーを使って自分で作る方法もあります。電動のジューサーはこの節電の時代にそぐわないという方には、手動で絞るジューサーもあります(イラストを参照してください)。さらに、道具がなくてもおろし金でりんごを擦りおろし、布巾で搾って赤ちゃんに飲ませた経験を持つ方もいらっしゃると思います。葉もの野菜でなければおろし金を使う方法もありますね。

 電動でも手動でも、またおろし金でも、野菜を搾って飲むことで、いろんな栄養素を効率よくたくさん摂ることができます。ただ一つ、搾りカスが出るのが難点と言えば難点でした。

 たいていの方は捨ててしまうものですが、私はこの搾りカス、ときどき料理に使っているんです。ええっ、搾りカスを料理に!? と驚く方も多いでしょうが、これがなかなか優れものの食材なんですよ。

★刻む手間なく、味に深み


 最初に作ったのは餃子でした。ニラの粗みじん切りを加え、塩コショウ、ニンニク、醤油、オイスターソースで味をしっかりつけます。これを餃子の皮に包んで焼きます。元々、餃子のタネは細かく切った野菜を使います。ジューサーで搾ったものはとても細かくなっているので、刻む手間が省けて便利です。

 それから、カレーを作るとき、普通に作ったカレーに2分の1カップほど加えると、食物繊維を増やせます。しかもこれはとても細かな野菜くずですから、味がしっかりなじんでまろやかになります。作ったその日に二日目のカレーのような感じになるんですよ! 以前、スイカの皮のカレーをご紹介しました。皮をミキサーにかけて細かくしてから加えますが、あれと同じようなものだと思ってください。野菜が細かくなっていればいるほど、カレールーとのなじみがいいんです。

 他にも、シチューやポークビーンズなど、味を濃くして煮込む料理に野菜カスを入れると、味に深みとまろやかさがでます。しかも食物繊維がとても増えるので、お通じもよくなるし、健康増進にもひと役買います。

 うちでは冷蔵庫の中でしなびてしまった野菜があれば、すぐジューサーにかけて搾ります。りんごなどの甘い果物を足すと美味しくいただけます。搾った残りは料理に使えばムダがありません。

 「買ったけれど使わなくなった家電」の筆頭がジューサーだそうですが、搾りカスの始末が面倒という理由もあるのではないでしょうか。もちろん捨ててもかまわない部分なんですが、食材になると思うと、またちょっと使ってみようと思いませんか? 「カス」だと思うとちょっとイヤかもしれませんが、食材だと思えば利用法はいろいろ広がります。捨てずに使うと、ものすごくムダを省いたような気がして、ちょっと鼻が高くなるんです。

2011年05月26日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-07-31 00:00 | エコクッキング

野菜ジュースで冷房いらず

f0322969_9243545.jpg今年の夏、電力はどうなるでしょうか。ピーク時の電気需要量が供給量を上回ると、停電になってしまいます。なんとしてでも需要量を減らさねばなりません。特に夏の冷房! これをどう減らすか、どうやって涼しく過ごすか、これに日本の命運が掛かっているといっても過言ではありません!……ちょっと大げさ? でも、停電を避けるには絶対必要なことですよね。

 うちでは以前から窓の断熱に力を入れてきました。障子を入れたり手作り二重窓出窓も二重窓にしたり。最近ではプラダンを使って断熱効果を高め、冬の寒さを撃退しました。プラダンを窓の前に立てかけるだけ、という簡単なやり方でしたが、これがなんと夏の暑さも撃退してくれそうなんです!

 5月10日は全国的に暑い日でした。東京では27.2度、湿度63%という蒸し暑さ。普段だったら夫は確実に冷房をつけているはずです(すみません、夫は北海道出身で、暑さと湿気にものすごく弱いのです……)。なのに、夫はまったく冷房をつけませんでした。窓にプラダンを入れたおかげで家の中が涼しくて、外の暑さに気付かなかったのです。

 窓の断熱だけでそんなにも違うのか、と驚かれると思います。家の中で一番熱を出し入れする場所が玄関と窓です。玄関ドアよりも窓の方が面積が広いので、窓を確実に断熱すると家の中が魔法瓶のようになり、家の中の温度を一定に保ちます。この夏はぜひ、窓の断熱と、遮光を心がけてください。

★内側から体の熱を取る!

 それからもう一つ、暑さをしのぐ意外な手段があります。なんと、それは「野菜ジュース」なんです!

 実は、夫はこのところ高血圧と高脂血症を改善するため、市販の野菜ジュースを飲み始めました。もともと、生野菜には体にこもった余分な熱を取る効果があります。特にきゅうり、トマトなどの夏野菜や、ゴーヤ、バナナなど南国の野菜や果物は、その効果が高いと言われます。

 飲み始めのまだ寒い時期には、「体が冷える」と言って、ストーブの前で飲んでいました。ところが暑くなってからは、「これ飲むと暑くならん! 冷房つけなくてもいい!」と言い出したのです。最初は「何を大げさな」と思っていましたが、実際にあの冷房好きな夫が冷房なしでやっているのを見ると、この効果は無視できません。

 「体を冷すのはよくない、温めることが基本だ」という健康法もあります。確かに、体を温めることでさまざまな不快な症状が軽減することを私も体験しています。でも、昔、冷房も何もなかった時代、暑いときは体の熱を取る物を食べて涼をとるのはごく普通のことでした。夏野菜を夏に食べることは本当に理にかなっているんですね。

 また、冬の野菜は体を温める効果のあるものが多く、寒いときに食べると体が温まります。旬のものを食べることは、美味しさのみならず、それで暑さ寒さが緩和できるという効果もあるのです。

 夫は市販のごく普通の野菜ジュースを飲んでいますが、余った野菜をジューサーにかけて作ることもあります。次回はジューサーを使ったあとに出る野菜カスの二次利用法をお知らせします。お楽しみに!

2011年05月19日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-07-30 00:00 | 省エネ


漫画家・エコロジストの赤星たみこが贈るラクチンエコ


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