ため水&窓拭きグッズでカビ予防

f0322969_10361779.jpg夏はシャワーだけで済ませる人も多いと思います。シャワーってお湯が出るまでに時間がかかり、どうしても最初は冷たい水が出ますね。うちではそれをバケツにためています。そして、このため水をカビ取りに使っているんです。

 「えっ、水だけでカビ取り? できるわけないでしょ! 専用の薬剤を使わないとムリムリ!」なんて思わないでください。冷たい水をかけるだけでカビは生えにくくなるんですから。やり方はいたって簡単。お風呂が終わったら、その冷たい水を壁や床にかけるだけ。なんと、これだけで浴室のカビの発生が激減するんですよ!

 カビは「水分・栄養・温度」の三要素があればぐんぐん繁殖します。シャワーや浴槽のお湯はだいたい37~40度で、カビの発生に最も適した温度です。シャワーの最初に出る水は冷蔵庫や冷凍庫ほど冷たいわけではありませんが、カビ繁殖に最も適した温度よりはるかに低いのです。これで、三要素の中の「温度」が一つ消えました。

 それから、水をかけるだけでも、壁と床に付いた石けんや汚れが流れていきますから、「栄養」もこれで消えました。

 三要素のうち二つが消え、これでカビも繁殖しにくくなるというわけです。実際、浴室に窓のないマンション住まいの友だちが、この方法をとるようになってからカビが激減したと喜んでいました。

 でも、これだけでは「繁殖しにくくなる」「減った」というだけで、カビがまったく生えなくなる、というわけではありません。

★毎日「ちょこっと」掃除

 三要素の最後の一つ「水分」を消し去ろうではありませんか! 水分を消すということは、要するに乾燥させるということです。うちでは乾燥させるために、窓を開けたり、換気扇を回したりしています。でも、すべてのお宅でこれが出来るわけではありませんよね。窓がないとか、防犯上開けられないとか。

 そんな場合には、窓拭き用スクイジー(ゴムの付いたT字型の掃除用具)をおすすめします。うちの浴室にも一本置いてありますが、お風呂から上がるとき、このスクイジーで壁と床をぬぐって水滴を落としておきます。すると2~3時間で床までカラカラに乾いてくれるんです。しかもゴムベラと同じで、多少の汚れもこすり落としてくれます。おかげでうちはお風呂場の大掃除をしたことがありません。毎日ちょこっとぬぐっていると汚れが蓄積しないんです。

 それから、カビとなると専用のカビ取り剤の使用の是非がよく話題になります。エコの人の中には「あまり使いたくない」「いや絶対使うな」という人もいます。確かに強い薬品が使われているので、手が荒れたり(浴室の壁や排水パイプの表面も荒れます)、頭が痛くなったりします。毎日使うモノではないと思います。でも、あまりにもたくさん繁殖したカビをいったん徹底的に落すためには使ってもいいじゃないか、と私は考えています。一度、徹底的に落とし、あとはこの「水分、栄養、温度」を絶つ方式をとれば、専用薬剤を使うのは数年に一度くらいの頻度でOKです。うちは15年ほど前に買ったカビ取り剤がまだあります。効果があるのかないのか、ちょっとわかりませんが、それでもうちのお風呂はカビがほとんどないので「ま、いっか!」なんて思っています。

2011年07月21日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-08-08 10:30 | エコ全般

すすぎ水をためて二次利用

f0322969_10271384.jpgうちではため水をさまざまに活用しています。「ため水」というと、大掛かりなため池を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、何のことはない、台所の流しにある洗い桶にたまった水のことです。

 食器を洗うとき、スポンジに石けんをつけて汚れを落とし、それを流水ですすぎますが、その流水を洗い桶にためているのです。難しいことではなく、食器を洗い桶の上ですすぐだけです。

 石けんの泡はすぐに消え、洗い桶にたまった水は泡立ちません。石けんを使わないで、水を飲んだコップを水だけですすぐときもあります。そういうときも洗い桶にためています。布巾を洗ったあとのすすぎ水もためています。

★芝生やプランターの水やりに

 うちではこれを芝生の水やりに使っています。洗い桶には水が4~5リットル入りますが、それだけではもちろん足りません。8~10リットル入るバケツにもためています。

 昼間のカンカン照りのときにまくと、水が太陽で熱せられて熱湯のようになり、植物にかえってよくないと聞いたので、午前中、日光がまだ芝生に当たっていない時間帯か、日が落ちた夕方以降にまいています。朝の台所仕事でたまったすすぎ水はすぐにまき、昼に出たすすぎ水はバケツにためておき、夜の分と一緒にまいています。

 去年までは芝生だけだったのでラクでしたが、今年はプランターのゴーヤもあります。私が作ったのではなく、友だちが「緑のカーテンにするといいよ」と二株くれたのです。

 プランターへの水やりは、あまり汚れた水だと根腐れを起こしやすくなりますから、すすぎ水でも一番きれいなものにしています。例えばちょっと手を洗っただけのすすぎ水とか、油汚れのついていない湯のみや急須を軽くゆすいだだけのものとか。一日分のすすぎ水はけっこうな量で、きれいなものだけでも日によってはバケツに何杯分もあります。その水、一回で捨ててしまうのはもったいないと思うんです。水をまくときにはこういった「一仕事した水」をまく方が心もお財布も痛みません。

★昨日より一滴少なく!

 水道水には、どんなに料金が安い地域でも、手間とお金とエネルギーがかかっています。無駄にせず、最後までしっかり使ってあげたいと思っています。いきなりたくさん節水しなくても、「昨日より一滴少なく使おう」くらいの気持ちがあれば十分。それが365日続けばいいんです。何年も続けば、すごい節水になるはずですから!

 ※最後に注意。合併処理浄化槽をお使いの家では、浄化槽に流れ込む水の量があまりにも少ないのもよくありません。たまにはきれいな水も入れて希釈しないと、汚れ濃度が高くなり、浄化槽の中の微生物に負荷がかかります。何が何でもすすぎ水は全部ためて使うのだ! と張り切りすぎず、たまには普通にすすいで流してもOK。何ごとも無理せず、長続きさせてくださいね。

2011年07月14日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-08-07 00:00 | もったいない・昔の知恵

雨戸で朝まで涼しさキープ

 f0322969_10125495.jpg先日来、冷房を使わずに過ごすための工夫をあれこれ書いてきました。今年は猛暑なのに、去年より冷房を使う時間が激減していて、自分で自分を褒めてあげたい気分です。

 しかし、さすがの私も昨日は冷房を使ってしまいました……。気温も高かったのですが、仕事場にアシスタントさんが来て人数が増えたこともあり、パソコン4台とモニター8台からの熱が室温と湿度をぐんぐん上げて、使わざるを得ない状況になったのです。特に湿度が高くなると、漫画の原稿が描けなくなるんです(紙にインクが乗らない、にじみが出る、などの理由から)。

 と、やっぱり今年は冷房を使うのに言い訳が多くなりますね。いつもの年より後ろめたく感じていて、冷房を使うのなら徹頭徹尾、無駄なく使おう! という気持ちになります。

 今までも細かな工夫をあれこれしていましたが、加えて今年は昼間から雨戸を閉じて仕事をしました。これが大きな効果だったんですよ! 真昼なのに、雨戸を閉めたとたん、1分くらいで室温がストンと1度下がったんです!

 「雨戸を閉めると暗くなるので照明のために電気を使うじゃないか、本末転倒だろう」と思うかもしれませんが、仕事場の照明はすべてLEDにしてあるのでそれほど電気代はかかりません。

★冷房切ってもずっとヒンヤリ

 前にも、冷房を使うときに雨戸を閉めると効率アップ、という記事を書いています。でもそれは夫の仕事机の横の窓のことでした。今回は1階の雨戸をすべて閉めたのです。当然リビングは暗くなります。365日、こんなに暗いリビングでは気が滅入りますが、夏の数日だけ暗くしておいて冷房の効率を上げる方が仕事もはかどるし、私としてはこの雨戸作戦、気に入っています。

 夜寝るときも、1階のリビングに布団を敷いて寝ることにしました。2階の寝室はとんでもなく暑くて、1階のリビングがいい感じに冷えているのに、わざわざ寝室の冷房をつけるなんてもったいないですからね。

 それに、夜に冷房を止めても、雨戸を閉めていれば冷えた室温を朝までキープできます。朝、外気温の方が高くなっても室内はまだほんのり涼しいのです。もちろん、外気温がずっと高くなってしまえば室温も上がりますが、雨戸で断熱してあるので、室温の上がり方はゆっくりです。さらにうちの場合、断熱効果を高めるために窓にプラスチック段ボールも立てかけてあります。雨戸とプラダンのダブル効果で、室温がキープできているのではないかと思います。

 雨戸のない家が最近多いようですが、もったいないと思います。もしお宅に雨戸がついていれば、夜だけでなく昼間の冷房用に使ってみてはいかがでしょうか? 暗くなるけど、夏の一時期だけですから。

2011年07月07日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-08-06 00:00 | 断熱

扇風機4台とエアコン1台、どちらが節電?

f0322969_1010055.jpg昨夜は暑い暑い夜でした。いつもなら冷房をガンガンにつける夫が我慢しています。その代わり、扇風機を4台つけました。1台目は北側の仕事場の窓から涼しい風を入れ、私に1台、夫に1台でそれぞれに微風をあて、4台目は南側のリビングの窓から外に向けて熱気を出す、という使い方で、仕事場とリビングの両方がとても快適に過ごせたのです。

 これをツイッターで発言したところ、「扇風機4台は、エアコン1台より節電になるの?」という質問が相次ぎました。うむ、いい質問ですね!

 まず、うちの扇風機の表示を見てみると、25W、54W、40W、35Wと書いてありました。18年前に設置したエアコン(8畳用)には3.2kWという表示が。これだけ見れば、扇風機4台使っても134W、エアコンは3200Wなので、「扇風機の方が断然省エネ!」と思ってしまいそうですが、コトはそう単純ではありません。エアコンに表示してある3.2kWというのは「定格能力」というもので、消費電力とは違うものです。

 消費電力の比較をしようにもうちのエアコンは古くて取扱説明書もどこかに行ってしまっているので、最新のパンフレットを量販店でもらってきました。8畳用のエアコンの場合、定格能力は2.5kW、その下に0.2~3.5という数字があります。消費電力は540W、その下に45~850という数字。これの意味は、定格能力のうち、最小能力が0.2で、その時の消費電力が45W、最大能力が3.5で、その時の消費電力が850Wという意味だそうです。

 さあ、これをどう考えるか、です。扇風機4台は、どんなに暑くても湿度が高くても最大消費電力は134Wです。エアコンは45Wになるときもあるけれど、850Wになるときもあるわけです。スイッチを入れた直後は室温と設定温度との差が大きいのでフル稼働し、850W使うけれど、時間が経って設定温度との差が縮まると、消費電力は45Wになるというわけです。でも、いったん設定温度と室温が同じになったとしても、外気温は高いわけですから、ずっと45W のままではありません。外の熱が入ってくるし、それを下げるためにはまた消費電力は上がっていきます。消費電力の平均値を出そうにも、外気温や湿度、家の構造によって変ってくるので、なかなか平均値は出せないですね。

 でも、扇風機はそういう条件に左右されず、うちでは4台使った最高値が134Wです。さらに、エアコンは扇風機やサーキュレーターで空気を攪拌すると節電になると言われていますから、うちではエアコンに扇風機を足して使っています。そういうことを加味すると、うちの場合は、エアコン1台+扇風機よりも、扇風機4台の方が節電になっているのではないかと考えています。18年前の製品ですしね。

★北窓からの涼風に気づいて…

 これは皆さんにエアコンをやめろ、扇風機にしろ、と言っているわけではなく、あくまでもうちの場合です。特に、夜の電力は足りているのだから、無理してエアコンを止める必要はありません。熱中症対策としても、上手にエアコンを使った方がいいのです。

 ただ、うちの場合はたまたま北側に窓があり、外は空き地で草や木が生えています。ここが涼しいんですね。今まで、この恵まれた環境に気づかず、エアコンで涼をとることばかり考えていました。そんな生活を見直すと、意外にも楽しく節電できてしまった、というわけなのです。生活の見直し、これからもいろんな面でやっていこうと思います。

2011年06月30日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-08-05 10:08 | 省エネ

町おこしは、きれいな川から

f0322969_1071735.jpg 「日本水大賞」は、地球上の水環境を良くするために活動している人たちに贈られる賞です。名誉総裁は秋篠宮殿下、委員長は毛利衛さん。私も審査員の一人として、13年間にわたり携わっています。

 毎年、市民団体、学校、企業、自治体などからたくさんの応募があります。みなさん素晴らしい活動をなさっていて甲乙つけ難く、審査は毎年難航します。今年も選考に時間がかかりましたが、ようやく各賞が決まり、6月21日に授賞式が行われました。

 今回の大賞は、「水辺に人が集まるまちづくり~吉野川をはさんだ水際交流拡大プロジェクト~」という、大変有意義なものでした。川をきれいにするだけでなく、観光客まで呼び込むという活動ですから、町おこしに大きく役立っているのです。

 これは「特定非営利活動法人・新町川を守る会」(徳島市)の活動です。この会は、もともとは汚れた新町川を再生させるために1990年に設立されました。高度成長期のころ、新町川は工場排水や家庭排水で汚れが進み、魚もいなくなったそうです。その惨状を見かねた市民から「自分たちで汚した川は自分たちの手で再生しよう」という声が生まれ、その後ずっと地道な活動を続けてこられました。最初は有志だけの集まりから、次第に自治体や企業の協力も得られるようになり、活動は大きくなっています。

「川は、人に見られるほど美しくなる」

 河川の清掃だけに留まらず、釣り大会やサミットの開催、周遊船運行など、観光客も喜ぶ活動が盛りだくさんです。周遊船は昭和初期まで交通手段として使われていた撫養むや航路を復活させたもので、美しい川とその周辺の文化を体験してもらうために実施されていますが、始めた当初は年間100人に満たない乗船数だったとか。今は年間5万人を越えるそうです! 地道な活動をコツコツと長く続けてこられた成果がここに実っていますね! 他にも「吉野川フェスティバル」を開催すると3日間で5万人もの観光客が訪れるそうで、これはすごい集客数だと思います。

 私が特に素晴らしいと思ったのは、観光客や来訪者の滞在時間を増やすためのさまざまな工夫です。エコというと、「とにかく利益を度外視して崇高な精神だけでやり遂げるもの」、と思われがちですが、それでは何事も長続きしません。ただ環境を良くするだけでなく、見に来てくださる人を増やすことも大事なのです。

 その一つとして、撫養航路の乗船料が片道100円(保険料のみ)なのに、往復だと1000円という面白いシステムがあります。これは終点で降りてもらい、町を散策して欲しいという願いから作られた料金システムなのです。こういう小さな工夫が町を歩く人や川を見てもらう機会を増やします。

 「川は、人に見られるほど美しくなる」という言葉が、応募書類にありました。まさにその通りで、毎月二回の清掃活動を目の当たりにすると、会のメンバーでなくてもごみを拾う人が増えていきます。かつては魚も住めないほど汚れていた川に30種類もの魚が戻り、今では大きなクロダイも釣れるそうです。

(2011年06月23日
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# by akaboshi-ryuu-ego | 2014-08-04 10:02 | エコ全般


漫画家・エコロジストの赤星たみこが贈るラクチンエコ


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