カテゴリ:断熱( 6 )

雨戸で朝まで涼しさキープ

 f0322969_10125495.jpg先日来、冷房を使わずに過ごすための工夫をあれこれ書いてきました。今年は猛暑なのに、去年より冷房を使う時間が激減していて、自分で自分を褒めてあげたい気分です。

 しかし、さすがの私も昨日は冷房を使ってしまいました……。気温も高かったのですが、仕事場にアシスタントさんが来て人数が増えたこともあり、パソコン4台とモニター8台からの熱が室温と湿度をぐんぐん上げて、使わざるを得ない状況になったのです。特に湿度が高くなると、漫画の原稿が描けなくなるんです(紙にインクが乗らない、にじみが出る、などの理由から)。

 と、やっぱり今年は冷房を使うのに言い訳が多くなりますね。いつもの年より後ろめたく感じていて、冷房を使うのなら徹頭徹尾、無駄なく使おう! という気持ちになります。

 今までも細かな工夫をあれこれしていましたが、加えて今年は昼間から雨戸を閉じて仕事をしました。これが大きな効果だったんですよ! 真昼なのに、雨戸を閉めたとたん、1分くらいで室温がストンと1度下がったんです!

 「雨戸を閉めると暗くなるので照明のために電気を使うじゃないか、本末転倒だろう」と思うかもしれませんが、仕事場の照明はすべてLEDにしてあるのでそれほど電気代はかかりません。

★冷房切ってもずっとヒンヤリ

 前にも、冷房を使うときに雨戸を閉めると効率アップ、という記事を書いています。でもそれは夫の仕事机の横の窓のことでした。今回は1階の雨戸をすべて閉めたのです。当然リビングは暗くなります。365日、こんなに暗いリビングでは気が滅入りますが、夏の数日だけ暗くしておいて冷房の効率を上げる方が仕事もはかどるし、私としてはこの雨戸作戦、気に入っています。

 夜寝るときも、1階のリビングに布団を敷いて寝ることにしました。2階の寝室はとんでもなく暑くて、1階のリビングがいい感じに冷えているのに、わざわざ寝室の冷房をつけるなんてもったいないですからね。

 それに、夜に冷房を止めても、雨戸を閉めていれば冷えた室温を朝までキープできます。朝、外気温の方が高くなっても室内はまだほんのり涼しいのです。もちろん、外気温がずっと高くなってしまえば室温も上がりますが、雨戸で断熱してあるので、室温の上がり方はゆっくりです。さらにうちの場合、断熱効果を高めるために窓にプラスチック段ボールも立てかけてあります。雨戸とプラダンのダブル効果で、室温がキープできているのではないかと思います。

 雨戸のない家が最近多いようですが、もったいないと思います。もしお宅に雨戸がついていれば、夜だけでなく昼間の冷房用に使ってみてはいかがでしょうか? 暗くなるけど、夏の一時期だけですから。

2011年07月07日
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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-08-06 00:00 | 断熱

すきま風、「プラダン」でピシャリ

ここ数年、自宅の断熱をあれこれ工夫して、床にウレタンのマットを敷いたり、手作りの二重窓にしたりと、かなりの効果を上げてきました。
特に二重窓は結露もなくなるし、本当に効果がバッチリでます。
ぜひやってみてください!

 と、オススメしたいところですが、いかんせん、ちょっと手間がかかります。サイズを測ることさえしっかりやれば、断裁はお店でやってもらうだけで簡単といえば簡単。
でも、友だちに教えてもなかなか踏ん切りがつかないようです。木ねじや接着剤を使うのもおっくうに感じる理由かもしれません。

 はい、そんな面倒くさがりのあなたにピッタリのやり方をまた考えましたよ! というか、私たち夫婦が面倒くさがりなので、手軽にできる方法を自分たちのために考えたのです。

 それは、プラスチック段ボール(通称、プラダン)を立てかけるだけ、という方法です。前にも書いた、出窓を二重窓にする方法もプラスチック段ボールを使いましたが、いろいろな道具や工夫が必要で難しかったかもしれません。今回は、道具もサイズ測りも接着剤も必要ありません! ただ立てかけるだけ! 超簡単です!
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まずは浴室の窓です。実はここは、窓のある壁面全体を覆うようにシャワーカーテンを取り付けていました。これだけでもずいぶん暖かくなったのですが、もっと暖かくしようと、暖かさに貪欲な夫(北海道出身)がプラダンを買ってきたのです。私はシャワーカーテンだけで十分だと思っていたのですが、やってみたら、それまで防げなかった、かすかなすきま風が遮断されました! いや、ホント暖かくなりましたよ! 工夫したところは、プラダンが手前に倒れてこないよう、突っ張り棒を渡して押さえたこと。固定していないので左右に動き、換気するときは開けられます。

★軽量、安価で光を通す

 次に、われわれはこのプラダンをリビングの窓にも入れました。実はここも前段階があります。家を建てた当初はアルミサッシの窓だけでしたが、2004年にリフォームしたときに障子を入れたのです。障子のおかげで断熱効果がアップし、窓の結露もなくなり、暖房費が浮きました。障子だけでも十分暖かく過ごせるようになったのですが、夫はさらに断熱したいと考えたようで、アルミサッシと障子の間にプラダンを入れたのです。おかげで窓の下の方からのすきま風がしっかり遮断されました!

 さて、このプラダン、いろいろな種類が売られているのですが、建築養生用の一番安いもので十分です。ポリプロピレン製で90センチ×180センチ、厚みは2.5ミリというもので250円程度です。地域によって値段が違うようですが、ポリプロピレン製ならもっと安く手に入ると思います。お近くのホームセンターで聞いてみてください。もしなければ、インターネット通販でも買うことができます。

 それから、このプラダンのいいところは、半透明で光を通すというところ。暗くならず、明るいまますきま風を防いでくれるのがいいですね。

 賃貸住宅では釘を打ったり接着剤を使ったりができない場合も多いと思います。でも、プラダンを立てかけるだけなら、家にまったく傷がつきませんから、ちょっと試してみてはいかがでしょうか? とても軽いので女性一人でも軽々と持つことができます。ラクチンですよ!

2011年03月03日
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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-07-20 18:25 | 断熱

断熱効果で冬夏を快適に

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断熱材が売れすぎて、供給不足だそうです。このニュースを聞きながら、夫が「北海道では当たり前のことだったのになあ」とつぶやきました。

 家は断熱材をしっかり入れると、冬暖かく、夏涼しくすごせます。17年前に家を建てたとき、北海道の義父が「断熱材をたくさん入れなさい。北海道並に入れるといいよ。窓も二重にしなさい」とアドバイスしてくれました。
しかし、当時、私たちが住宅メーカーに尋ねたところ、「関東の寒さならそこまで必要ありませんよ」と言われたのです。そう言われると、お金を追加してまで断熱材を厚くしたり二重窓にしたりする勇気が出ませんでした。当時は二重窓もすごく高かったし……。

 しかし、北海道育ちの夫はどうしても二重窓が諦めきれず、手作りしてしまいました。詳しくは過去の記事、「結露防止に簡単手作り二重窓」 と「5000円で、出窓を手作りの二重窓にする!」をご覧ください。今でこそインナーサッシなど、後付の二重窓が簡単にできるようになりましたが、17年前は手作りしかなかったんですね。

 この二重窓のおかげで、うちでは窓に結露がまったく出なくなりました。(注:うちは関東南部です。寒冷地だとやはりこの手作り二重窓だと密閉度が不完全ですから、結露ゼロというわけにはいかないと思います。)

 また、暖房の効きも良くなり、この手作り二重窓を入れた部屋は、以前はエアコンと石油ファンヒーターを使っていたのに、今では足元用の小さなヒーターだけで暖かく過ごせます。

★北海道なのにツララができない!?

 私たちは窓だけでなく床の断熱も後付けでやりました。「この冬は石油ストーブ一台で過ごす」に書いたように、ウレタンのマットを敷き詰めたのです。

 おかげで私の家は冬とても暖かく過ごせるようになりました。それだけでなく、夏の冷房の効き目もよくなっています。1時間ほど冷房を入れると、ひんやりして、その冷気がなかなか抜けません。断熱材は冬だけでなく夏にも効果を発揮するのです。

 断熱材や二重窓をしっかり入れるように、という義父のアドバイスは、17年前の関東地方ではまだ珍しい感覚でした。しかし、今では関東どころか九州でも二重窓を標準仕様にしている建築メーカーも出てきました。断熱材も昔に比べると厚くなり、今まで入れていなかった場所にも入れるようになっています。これでは全国的に足りなくなるわけですね。

 初めて北海道の夫の実家に行ったのは25年ほど前ですが、そのとき、屋根にツララがないことにびっくりしました。南国宮崎育ちの私は、北国の家にはツララがあるものだと思っていたのです。夫に「昔の家は断熱材が入ってないからツララができるけど、最近の家はできないんだよ」と言われて断熱材の威力にまたびっくり。義父は「ツララが出来るような家は寒くて大変だ。灯油代も莫大にかかるしな」と言って、実はそのときすでに断熱材をしっかり入れることを教えられていました。このアドバイスを聞いていれば、石油高騰の時期にも安く乗り切れたはずなのに……。

 みなさん、家を建てるときは、建築費だけでなく、ランニングコストも考えてくださいね。もう家をお持ちの方も、手作りするという手もありますから、私たちの例もぜひ参考にしてください。冷暖房費を抑えること、イコール、二酸化炭素排出を抑えることになるのですから。

2010年12月09日
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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-07-09 00:00 | 断熱

夏快適! 涼し~い “魔法瓶の家”

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去年の暮れから今年の初めにかけて、家中の床にウレタンのマットを敷き詰めました。ウレタンは断熱性が高いので、外の寒さを家に入れない、家の暖かさを逃さない、という効果があります。おかげで今年の冬は石油ストーブ一台で温かく過ごせました。その体験記はこちら。

 さて、夏になってそのウレタンのマットをどうしたかというと、そのまま敷き詰めています。暑くないかって? いえいえ、これがもう驚きの断熱効果を生み、冷房をちょっとつけただけで涼しさが持続するんです! 

 先日、いよいよ真夏日になった日、さすがに冷房をつけてしまいました。汗をだらだらかいていては漫画が描けないんです。原稿用紙が汗でぬれるとインクがにじんだり、消しゴムをかけると汚れたりして、漫画家にとって汗と湿度は大敵なので……。 

 以前なら、冷房をつけたら何時間もずーーーっとつけっぱなしで、なにがエコロジストだ、冷房でこんなにエネルギー使うなんてダメじゃん! とお叱りを受けそうな使いかたをしていました。

 しかし、今年はちょっとつけただけですぐに部屋が涼しくなりました。2時間くらいつけてみて、涼しくなったので冷房を切り、仕事を続けましたが、なんと次に冷房をつけたのはまた2時間後くらい。今までは冷房を切ったらすぐにまた暑くなっていたのに、涼しさが長持ちするんです。

★ウレタンエコで夫婦円満

 夫は北海道の出身なので、暑さと湿度に弱く、寝るときも冷房をかけっぱなしにしたがります。宮崎出身の私はそれだと寒すぎるので途中で切りますが、これもけんかの種でした。でも、今年は涼しさが長持ちするので、寝るときに1時間だけ冷房をつけて、あとは切っても大丈夫そうですよ。

 ウレタンマットを敷いただけでこんなに違うとは……。やはり床は熱の出入りが大きいんですね。床をきちんと断熱すると、本当に冷暖房費が浮くと思います。

 高気密、高断熱の家はエネルギー効率がいいとよく言われますが、要するに家が魔法瓶のようになっているからです。一度暖めたらなかなか冷めない、一度冷やしたらなかなか暖まらない家。

 そういう家だと窓を閉め切って冷暖房をフルに活用している、というイメージを持つ方も多いのですが、高気密・高断熱だからと言って、窓を開けてはいけないということはありません。気候のいいときは窓を開けて自然の風を入れればいいんです。現代は冷暖房に頼らないと過ごせないときもありますから、どうせ使うなら効率的に使いましょう。その効率を最大限に上げるのが高気密・高断熱の家です。

 私の家はそういういい家ではありませんが、自分で工夫してウレタンマットで高断熱の家に近づきました。工夫して光熱費が減るって、すごく嬉しいですね! 地球のためにというより、うちの家計が助かるのが一番嬉しいんですけど。

2009年06月25日
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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-04-25 00:51 | 断熱

結露防止に簡単手作り二重窓 

 結露防止には雨戸が有効と書きましたが、最初から付いていない家はどうすればいいのか。二重窓にするのが一番ですが、安くなったとは言え、まだまだ高価で手が出ない。というわけで、うちでは手作りしたんです!

 最初、夫から手作り二重窓の構想を聞いたときは、「素人がそんなもの作れるわけ無いじゃん! 無理無理!」と反対しました。しかし、全ての窓が二重になっている家に住んでいた北海道人の夫は、どうしても作りたいと、ホームセンターへ行き、材料を買ってきたのです。

 材料は、90センチ×180センチのアクリル板2枚。厚みは5ミリ。値段は一枚が1万円弱ほどしました。塩ビ板だとほぼ半額なので、塩ビ板をお勧めします。16年前、塩ビを燃やすとダイオキシンを発生すると言われて、なんとなく塩ビを避けたのですが、考えてみると家の中で何十年も使って、すぐ燃やすわけじゃないですしね。あとはプラスチックのレール、ヨの字型とコの字型のもの。接着剤、木ねじ。これだけです。
f0322969_1333083.jpg 原理は、窓のサイズにカットした2枚のアクリル板、もしくは塩ビ板を、窓の上下に取り付けたヨの字型レールにはめ込んで、可動式の窓を作る、というだけのものです。難しいのはサイズをきちんと測ることだけで、カットはお店でやってもらえます。レールは、上は接着剤と木ねじで止め、下は動かすとき引っ掛からないよう木ねじは使いません。接着剤だけにします。コの字型のレールは、たわみ防止に窓の縦の面に取り付けます。

★効果抜群、暖かさも段違い

 家を建てた93年の冬に、まず二階の寝室に取り付けましたが、結露が無くなり、暖かさが全然違いました。翌年には仕事場の窓にも取り付け、窓側の机で仕事をしていたアシスタントさんが「今までと寒さが全然違います!!」とびっくり。

 最初に設置してから16年たちますが、特に不都合も無く使っています。ガラスは割れたとき怖いのですが、アクリルや塩ビなら割れにくく、光も通します。カーテンより気密性も高いのです。以前、私の本でも紹介したのですが、それを見て実際に作った方からも「すごい効果です!」というお礼のメールもいただきました。

 気をつけることは、アクリルや塩ビの板ですから、燃えやすいものを近くに置かないことくらいでしょうか。これはカーテンなどと同じ程度の気の使い方でOKです。あとは、お住まいの地域の防火条例などを確かめて、ぜひ手作り二重窓、作ってみてはいかがでしょうか? 

窓全体を覆うので、アルミサッシの枠にも結露が無く、本当に快適です。あれば、雨戸も閉めると完璧です!
2009年02月26日
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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-04-08 00:00 | 断熱

あまりに簡単、結露防止の秘策

 北海道出身の夫のおかげで、私は湿気や結露に敏感になりました。宮崎生まれの私は、冬に窓が結露するのは当たり前、曇ったガラス窓の向こうに見える冬景色はとってもロマンチック、とすら思っていたのですから。f0322969_1331482.jpg
 北海道の家は二重窓が標準装備です。それどころか三重窓もあります。二十数年前、夫の実家に初めて行ったとき外がマイナス15度でも、まったく結露無し! これには本当に驚きました。

 16年前に千葉県内に家を建てたとき、北海道仕様の家にしたいと願いましたが、お金が足りず断念。住宅メーカーの人も、「関東の寒さでは必要ないですよ」という意見だったので、あきらめたのです。

 ところが、時代は変わり、最近は関東地方だけでなく、九州地方でも窓を二重にするのが標準仕様となってきました。冬の寒さだけでなく、夏の暑さも防いでくれるのですから、二重窓、三重窓はこれからもっともっと普及すると思います。

 が、その普及ブーム以前に家を建てた人たちはどうすればいいか。

 一番簡単な方法は、雨戸を必ず閉めること。これが一番手っ取り早い結露防止策です。窓ガラスの外側にもう一つ扉がつくわけですから、これが即席二重窓になるわけです。

★雨戸を閉める、二重窓に取り替える

 最近のマンションには雨戸がついていないところも多いようですが、ついている家ではぜひ閉めてみてください。毎日開け閉めしているお宅ではあまり恩恵を感じていないかもしれませんが、結露はかなり防止されているんですよ。

 結露で窓がびしょぬれになって窓枠から床までびっしょりぬれてしまうと、木の部分が傷みます。すでに傷みが進んでいる家でも、これ以上結露させないように、あれば雨戸の使用をお勧めします。

 また、16年前より二重窓の価格は安くなっていますから、いっそのこと取り替えることも検討してはどうでしょうか。暖房費が浮くので、数年で元が取れるかもしれません。窓のメーカーによってはサッシの枠はそのままでガラス部分だけペアガラスに替えてくれるところもあります。が、アルミサッシは熱伝導率が高いので、ペアガラスにしたとしてもアルミ部分が結露しますから、やっぱり雨戸があれば使ったほうが断然暖かく、結露もなく快適にすごせます。

 北海道や東北地方では雨戸が凍り付いてしまうので最初から付いていない地方もあります。最近はデザイン上の理由からつけない住宅もあります。でも、雨戸って古臭く感じるかもしれませんが、とっても優れたシステムなんですよ。

2009年02月19日
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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-04-07 13:27 | 断熱


漫画家・エコロジストの赤星たみこが贈るラクチンエコ


by akaboshi-ryuu-ego

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