野菜の搾りカスが餃子に変身!

f0322969_9503164.jpg前回、野菜ジュースの効能について書きました。夏が旬の生野菜や果物には、体にこもった余分な熱を取る効果があるので、夏の冷房を少しでも減らすには野菜ジュースを飲むのも一つの方策、というお話です。

 野菜ジュースは市販のものでもいいし、ジューサーを使って自分で作る方法もあります。電動のジューサーはこの節電の時代にそぐわないという方には、手動で絞るジューサーもあります(イラストを参照してください)。さらに、道具がなくてもおろし金でりんごを擦りおろし、布巾で搾って赤ちゃんに飲ませた経験を持つ方もいらっしゃると思います。葉もの野菜でなければおろし金を使う方法もありますね。

 電動でも手動でも、またおろし金でも、野菜を搾って飲むことで、いろんな栄養素を効率よくたくさん摂ることができます。ただ一つ、搾りカスが出るのが難点と言えば難点でした。

 たいていの方は捨ててしまうものですが、私はこの搾りカス、ときどき料理に使っているんです。ええっ、搾りカスを料理に!? と驚く方も多いでしょうが、これがなかなか優れものの食材なんですよ。

★刻む手間なく、味に深み


 最初に作ったのは餃子でした。ニラの粗みじん切りを加え、塩コショウ、ニンニク、醤油、オイスターソースで味をしっかりつけます。これを餃子の皮に包んで焼きます。元々、餃子のタネは細かく切った野菜を使います。ジューサーで搾ったものはとても細かくなっているので、刻む手間が省けて便利です。

 それから、カレーを作るとき、普通に作ったカレーに2分の1カップほど加えると、食物繊維を増やせます。しかもこれはとても細かな野菜くずですから、味がしっかりなじんでまろやかになります。作ったその日に二日目のカレーのような感じになるんですよ! 以前、スイカの皮のカレーをご紹介しました。皮をミキサーにかけて細かくしてから加えますが、あれと同じようなものだと思ってください。野菜が細かくなっていればいるほど、カレールーとのなじみがいいんです。

 他にも、シチューやポークビーンズなど、味を濃くして煮込む料理に野菜カスを入れると、味に深みとまろやかさがでます。しかも食物繊維がとても増えるので、お通じもよくなるし、健康増進にもひと役買います。

 うちでは冷蔵庫の中でしなびてしまった野菜があれば、すぐジューサーにかけて搾ります。りんごなどの甘い果物を足すと美味しくいただけます。搾った残りは料理に使えばムダがありません。

 「買ったけれど使わなくなった家電」の筆頭がジューサーだそうですが、搾りカスの始末が面倒という理由もあるのではないでしょうか。もちろん捨ててもかまわない部分なんですが、食材になると思うと、またちょっと使ってみようと思いませんか? 「カス」だと思うとちょっとイヤかもしれませんが、食材だと思えば利用法はいろいろ広がります。捨てずに使うと、ものすごくムダを省いたような気がして、ちょっと鼻が高くなるんです。

2011年05月26日
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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-07-31 00:00 | エコクッキング


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