お正月のごちそう“エコ保存”
明けましておめでとうございます! 今年もゆるく楽しくのんびりとエコ生活を続けましょう! そのためには、あまり難しい理論を先行させるより、簡単で実践的なことをご紹介しようと思っています。
さて、年末年始のごちそう責め、みなさんどう乗り切りましたか? うちは自宅とご近所での合同の宴会が続き、料理や食材がたくさん余りました。これを保存するのがまたひと苦労。ほとんどが冷蔵庫か冷凍庫行きですが、おいしさを長持ちさせるにはちょっとしたコツがあります。保存後に食べるときもちょっと工夫が必要です。
冷蔵、冷凍どちらで保存するにしても、密閉容器が大活躍します。ほとんどの密閉容器がプラスチックですが、プラスチックと言ってもいろいろな種類があります。
保存容器はPP(ポリプロピレン)を使っているものが多く、たいていは耐熱温度が120℃で、熱湯を入れても大丈夫。冷凍保存していたものを容器ごと電子レンジにかけてもいいということになっています。
確かに、水ならいくら熱しても100℃にしかならないので、耐熱温度が120℃なら問題ありません。が、問題は油が多い食品です。油は加熱時間が長いと、PPの耐熱温度を超えてしまうのです! 油のついた面が耐熱温度を超えてしまい、容器がちょっと変質してしまった、という経験のある方はいらっしゃいませんか? 私も昔使っていた密閉容器が部分的に変色したことがあって、これは電子レンジを使った後のことだったと記憶しています。それ以来、電子レンジを使うときは必ずガラスや陶器のお皿に移してからにしています。
★ミニ容器でラップいらず
少量残った料理や食材はラップでくるんで冷蔵庫に入れることが多いと思いますが、私は30年近くラップを買ったことがありません。20年ほど前に新聞の勧誘でもらったものをまだ、ちびちび使っていますが、ほとんど使わないのであと数年は持つでしょう。
お皿に残った料理を保存するときは、ラップを使わず、別の皿を上に乗せてフタ代わりにしています。これはラップよりも密閉度が下がるので、逆に気をつけて、1~2日以内には食べ切るようになりました。
他にも、ガラスや陶器のミニ密閉容器をいくつか持っています。本体がガラスや陶器で、フタはプラスチックで密閉できるようになっている容器です。これがとても便利! ひと口分だけ残った料理、料理の上にかけるタレ、薬味のネギなど、普通はラップを使うのでしょうが、うちはどれもミニ容器に入れています。ガラスや陶器の容器だと食卓に出したとき見栄えもいいし、電子レンジにかけるときも安心です。
ラップを使わないメリットは何か、と聞かれると、その分不燃物ゴミが減ること、コンポストにいれる生ゴミにラップが混入しない、ということくらいでしょうか。ラップのゴミなんて量的にはわずかですが、ゴミを減らしているという意識がうれしいのです。あと、ラップで密閉したお皿の上には何も乗せられませんが、お皿でフタをしたものだと、その上にもう一皿乗せられる、というのはけっこう大きなメリットかもしれません。冷蔵庫のスペースが有効利用できますからね!
2011年01月06日
by akaboshi-ryuu-ego
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