ミカンの皮を干して、ゴミ激減!

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 普通、どの自治体も夏になると燃やせるゴミの量が増えると言われています。スイカの皮がその一因だそうです。水気の多い厚い皮は、重くて燃えにくくて厄介なゴミ。だけど、うちではその皮をカレーや煮物にするので、実は夏になっても生ゴミは増えません。

 しかし、秋から冬にかけてはミカンの皮が出るんです! これがけっこうな量で、うちのコンポストはミカンの皮で、すぐにいっぱいになるのが今までの常でした。もちろん、皮を入れたらスコップでざくざく突いておくので、小さく千切れて特に問題はないのですが、やっぱり量が多いのは気になります。

 そこで考えたのがミカンの皮を干すこと。干すといっても面倒なことはなくて、ざるに広げて外に出しておくだけ。水分が少し飛ぶだけで重さは軽くなります。コンポストに入れる生ゴミは出来るだけ水分を飛ばしておいたほうがいいので、乾燥したミカンの皮をそのまま捨ててもOK。うちでは布の袋に入れてお風呂に入れたりもします。せっかく乾燥させたのに、またぬらすので重くなりますが、捨てる前に一仕事してくれるので、嬉しいですね。

 が、しかし、干したミカンの皮はカラカラになっていれば陳皮(ちんぴ)と呼ばれるものになります。これが漢方薬としても使われるほどの薬効があるのです! 捨てるのはもったいない! まず薬効としては血圧降下作用や食欲増進、咳止めなどがあります。香辛料の一つとしてカレーに入れたり、一味唐辛子に混ぜれば二味唐辛子になります。

★気が向いたら“ちょこっとエコ”

 ミカンの皮を口に入れるものとして使う場合は、干す前に皮のワックスを落としてください。石けんで軽く洗ったあと、よくすすぐこと。それから皮をむいて中身を食べます。残った皮は、白い部分は包丁でこそげ落としてから干します。ざるに広げるよりも洗濯バサミで一枚ずつ干したほうが完全に乾くと思います。

 本物の陳皮は数か月、太陽と風にあてて干すそうですが、うちではとりあえず1週間ほど干してカラカラになったものを密閉容器に入れて冷凍しました。使うときは細く切ってお茶に入れたり、モツ鍋に入れたりしています。これ以上、食欲増進してどうする! という気もしないでもないのですが、夫の高血圧にいいかもしれないので、たまに使っています。

 こういうものは、毎回必ずやらねばならぬ!と思わず、気が向いたときにやる、というのが長続きのコツです。ミカンを買ったら必ず陳皮を作らねばならない、と思わないで、ちょっと思いついたらやってみて、「ああよかった、ゴミが減ったわ」と嬉しく思うだけでいいのです。

 陳皮作りやマーマレード作りを紹介すると、「でも、毎回出来ないし…」と言われたり、「偉いわねえ、そこまでやるなんて。うちはそんなに偉くないから……」と拒絶されることも多いのですが、いや、毎回なんて私もやっていません。または、1回やってみたけれど、次回からは面倒なのでやらない。やらない自分を「私ってダメだわ」と責める人もいるようです。そんなことないですよ! そのまま捨てる人も多いミカンの皮です。それは別に違反でもなんでもない、普通の行為です。ごくたまに、その皮を有効利用するのはいいことです。有効利用できないからといって自分を責めることはありません。気が向いたときだけ、ちょっとやってみてくださいね。面白いですから!

2010年02月18日

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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-05-28 00:27 | エコクッキング


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