自前のお弁当箱で、ごみダイエット

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 10月17日のエコイベントで久々にお目にかかった崎田裕子さんは、私のエコ師匠です。崎田さんは1999年に「だれでもできるごみダイエット―わが家のごみ徹底減量法」という本を書き、その後は環境ジャーナリストとして活躍されています。

 ごみを減らすことは私も趣味なのでコツコツ減らしていますが、崎田さんは実証主義で、家庭のごみの重さを量り、どうしたら何が何グラム減ったのかを克明に記録しています。私のようなズボラな「なんとなく減りました~」ではないんですね。元編集者であり、環境ジャーナリストの面目躍如です。

 さて、17日のイベントで、崎田さんは面白い話をしてくださいました。崎田さんの事務所は新宿区にあり、そこに勤めるスタッフが近所のお弁当屋さんで昼食を買ってきて食べているのだそうです。それは別にかまわないのですが、数人のお弁当ガラはけっこうかさばるごみになってしまうのです。忙しい毎日の崎田さん、スタッフの方たちも忙しい、というわけで、ごみ減量のためにあることをしたんですね。

 崎田さんはスタッフの人数分のお弁当箱を買い、「お弁当を買うときはこの容器に入れてくれるよう頼んでみてください」とスタッフに伝えました。そして、スタッフとみんなで近所のお弁当屋さんに頼みに行ったのだそうです。

 すると、お弁当屋さんの中には「それは面白い試みだ」と、喜んでやってくれるところがあり、スタッフの方たちは今ではお弁当箱にお店の海苔弁や鮭弁を入れてもらって買っているのだとか。

★容器を使わずコストダウン

 素晴らしい~~! お店によっては嫌がるところもあるかもしれませんが、「面白い」と言って賛同してくれるところも確実にあるんです。そのおかげで崎田さんの事務所ではごみが激減したし、お店側にとっても容器にもコストがかかっているわけですから、経費削減にもなります。

 もちろん、客が持ってきた容器に中身をつめることを拒否するお店も当然あります。すべてのお店がこれに賛同してくれるわけではないと思います。でも、昔は鍋を持って行って豆腐を買ったり、一升瓶に醤油を入れてもらったりと、自前の容器で物の売り買いが成立していました。それを少しずつ復活させていくのは悪いことではないと思っています。

 確かに使い捨ての弁当容器は便利です。でも、使い捨て文化はもう古くなっています。まだ使えそうな容器を捨ててしまうのは本当にもったいない。

 自分の容器を使ってもらうためには、清潔が一番大事です。自分の作った料理をつめて使うときだってもちろん大事ですが、もし自分の洗い方が悪くて雑菌が繁殖して食中毒をおこしたとしたら……。お店には罪が無いのに、ものすごく迷惑を掛けてしまいます。お店の人が快く中身をつめてくれることに感謝して、絶対に迷惑がかからないよう衛生面ではきちんと気を使わねば! さすが崎田さん。いいアイデアをありがとうございました! 私もお弁当箱、持っているから活用します!

2009年11月05日

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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-05-14 00:47 | エコ全般


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