がんばりすぎないエコ活動のススメ

森を守るには間伐をしなければならない、ということは、一般の人にも広く知られるようになりました。割り箸も間伐材で出来ているから使ったほうがいいのだ、という意見もあります。それだけ「間伐材」のことが知られてきたのでしょう。
f0322969_1531010.jpg しかし、残念ながら割り箸は95%以上が中国からの輸入材でまかなわれていて、間伐材の割り箸は、まだまだ少ないのです。

 宮崎県の日之影町という、山深い町で生まれ育った私としては、森の木をどんどん間伐し、有効活用してもらいたいといつも思っていました。

ただし、間伐には人手と機材と作業道が必要で、それにはお金がかかります。そのお金を誰がどう出すのか……。
森を守ろう!山を保全しよう!という美しいスローガンだけではなかなか守れないのが現状です。割り箸を作るだけでは間伐材の消費量はそれほど伸びないし、もっと大量に使うやり方を考え、間伐にかかる費用をどこからか持ってこないとなかなか山は守れません。

 これはひとつのアイディアですが、間伐材を使って河川の補修工事、護岸工事をする技術があります。これだと消費量は一気に増えます。

 日本全国で計画されているコンクリートの護岸工事やダムを作る予算を、その土地土地の森の間伐に使うのはどうでしょうか。そこで出てきた間伐材を使って護岸工事をするわけです。

コンクリートのダムは今さかんに見直されているし、廃止された地域ではその予算を使うのです。コンクリートのダムは100年持つのに、木の補修だと10年しか持たないという批判もありますが、逆に言うと、10年ごとに地元に仕事が発注できるというメリットもあります。そうすると地元が少し潤うんですよね。
山に住む人たちが経済的に成り立たないと、山の保全は出来ないんですから。

 な~んて、自治体や企業がやるようなエコのことを最近ちょっと考えているのですが、これは決して「地球のために」考えているわけではありません。

★がんばりすぎず、長続きさせよう

 エコ活動はダイエットに似ていて、あんまりがんばりすぎるとリバウンドします。いつもは野菜をきちんと食べているのに、たまにチョコレートパフェを大盛りで食べたくなることがあるように、たまにはクーラー全開で寝たい日だってあります。そんな風に、自分がちょっと反エコなことをやってしまったとき、それを自治体がやってくれる大きなエコで少し取り戻して欲しい!な~んてね、そんな都合のいいことを考えているわけなんです。

 環境問題って、一朝一夕で良くなるわけではなく、ずっと継続して考えたり行動していかねばならないのですが、それがちょっと面倒になるときもあります。そんな時、大きなエコをやってくれる自治体や企業がいてくれると知るだけで、意欲が少し戻ってくるような気がするんです。

 次回は、森林資源をうまく活用している自治体のことを、ちょっとお知らせしようと思います。気持ちが晴れて、やる気が出るかもしれませんよ。お楽しみに!

2009年06月04日
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by akaboshi-ryuu-ego | 2014-04-22 00:28 | エコ全般


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